2020年10月29日
過ごしやすいお天気が続いていますね。毎晩のお月様はだんだんお腹がふくらんで、今宵は、秋の二度目のお月見の夜、「十三夜」でございます。
十五夜と並んで「二夜の月」と呼ばれる「十三夜」。まん丸になるには、ちょっと足りないのではありますが、そのぶん身も軽く、早い時間からふわりと昇りはじめます。今宵、皆さまのお空はいかがでしょうか?
本日は、お月様の帯をコーディネートいたしました!
江戸小紋×友禅染め帯「萩に月」
きものは、江戸小紋です。
とっても淡い桜色なので、柄がはっきり撮影できずに申し訳ないです。ペイズリーの文様です。遠目にはホワホワっとしたやさしい印象を与えてくれる、ペイズリーは生命の木!生き生きとゆっくりと、心地よい色に包まれる。そんな感じが気持ちいい!江戸小紋です。
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お月様の帯は、深みのある焦げ茶色。お空に月が輝くと、夜が嬉しくなります。このところは、寒すぎることもなく、のんびりと夜空を見上げることができますね。
「十三夜に曇りなし」と言われます。きっと今宵の空では、秋の夜を彩る、美しい姿にお会いできるかなと思います。
お月様を詠む人々には、九月十五夜の月よりも、十三夜の月に心を寄せる方が多いようで、西行法師もその一人。
雲きえし秋のなかばの空よりも
月は今宵ぞ名におへりける
(西行)
まん丸な満月よりも、少し欠けた月。雲ひとつない月夜より、雲の間から見え隠れする月。十三夜は日本独自の風習です。何ごとも、ちょっぴり足りない感じが心地よいとは、日本人らしい感性であり、まことに、同感でございます。
そういえば、四方山話ではありますが、京都の銀閣寺は十三夜を愛でるために建立されたお寺なのだとか。十五夜の時には見られない情景に浸れるそうで・・・それはそれは、ちょっと心惹かれます。
さて、今宵はどうでしょう?
江戸小紋「ペイズリー」は、羽織やコートにお仕立てしても素敵です。
お月見には、羽織ものが必要な季節。お風邪召されませぬよう、温かくして、お月様をお迎えください。
十三夜は「栗名月」ともいわれます。今晩は栗ご飯はいかがでしょう。
我が家の場合は、栗がゴロゴロ入った栗ご飯セットを入手してありますので、お米をといで一緒に炊飯器に入れて炊くだけ!ですが(もちろん晩酌つきで(^O^) ささやかでスペシャルなお月見ご飯の予定でございます(^^;)
十五夜だけでは片見月。ぜひ、秋の夜長をゆっくりと楽しんで頂けますように(*^^)v
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