三才山・下井・緑風舎・大島(初秋のコーディネート展)   三才山・下井・緑風舎・大島(初秋のコーディネート展)   

2020年9月11日

三才山・下井・緑風舎・大島(初秋のコーディネート展)   

この秋冬のお出かけは「お気軽」にお過ごし頂ければなぁ~、お茶会やパーティの機会が激減しても、気楽なお出かけなら楽しんで頂けるのではないか!この機会に、着回し抜群のお着物をご提案しようかな、と思い立ちました。

そこで、「初秋のコーディネート展」では、幅広いコーディネートが楽しめる、無地系でお洒落で丈夫で上質な!紬織物をご紹介しようと思います。

今回ご案内する、京友禅の季節の帯、織楽浅野の名古屋帯、どちらもとても良く似合う、お洒落なお出かけ紬です。

期間中は色んなコーディネートをご紹介いたしますので、どうぞお楽しみ下さいましたら嬉しいです。

※お値段はお気軽にお尋ねくださいませ。

初秋のコーディネート展
9/15(火)~9/19(土)

*スキップできる無地系紬のきもの
*心にしみる京友禅、秋の染め帯
*織の帯なら、織楽浅野

(期間中お仕立て代サービス!)

 

《三才山(みさやま)紬》

三才山(みさやま)紬は、長野県松本市の山間部・三才山集落にある横山さんの工房で制作されている紬織物です。工房周辺の草木を採取し、糸を染めて手機で織る、家族労働で制作されています。

稲わらの灰汁による糸精錬にもこだわり、昔ながらの方法で手間暇をかけてつくりあげる希少な織物です。

しばらくお着物から離れていた方にも、こわばった身も心も、ふんわりと癒してくれます。

タテ糸生糸、ヨコ糸真綿糸、裾さばきがよく軽めの紬織物です。

三才山紬×織楽浅野

梅の木を煮沸して優しい色合いで染め上げた無地染めの三才山紬です。ほのかなサーモンベージュがお顔映りを明るくしてくれますね。グレージュ色の名古屋帯、可愛いお花が笑顔で満開です。心を弾ませて秋の街へお出かけしませんか?

《緑風舎/草木染め紬》

日本でも有数の豪雪地帯である新潟県津南町にて松本夫妻が手掛ける、草木染め100%の紬織物です。近隣の山野に生息する草木を用いて、ご主人が染色を行い、奥様が機を織る。夫唱婦随の作品たちです。

三才山紬と同じく、稲わらを燃やした灰汁での精錬にこだわり手間暇をかけて制作される作品です。しかし、精錬・草木染め・手機・タテ糸生糸ヨコ糸真綿、同じ工程を経ても、肌ざわりや色の出し方が異なります。ハリのある三才山紬に比べて、しっとりとした柔らかさが特徴です。

また、草木には宵待草や春紫菀など野草を多く使われることで、優しい色合いが気持ちよく心に馴染みます。

緑風舎草木染め紬×友禅染め帯

夏の夜に咲く宵待ち草と、季節のバトンを受けて色づく山紅葉、お色を作ってくれる野山の草木です。秋風にゆれる芒の葉っぱが良く似合います。気の張らないお出かけに寄り添ってくれそうです。

※友禅染め名古屋帯「琳派芒」⇒こちらでもご紹介しています(クリック)

《下井紬/綾織》

長野県飯田市の染織家下井伸彦さんが手掛ける作品です。テキスタイルデザイナーでもあった下井氏の作品は、モダンな印象が特徴です。

草木染めベースですが、より安定した色合いを求めて、一部化学染料を用いています。頑固なこだわりというよりは、柔軟な発想による、お召しになる方の美しさにこだわった、ちょっぴり背伸びもしたくなりそうな、嬉しいお着物です。

※こちらは、タテヨコ生糸を用いて、丸なまこ織という「綾織」で仕上げた作品です。やわらかな地紋が心地よい、織の着物なのにドレープ感もある、とてもお洒落なお着物です。色無地としてもお使い頂けます。

※こちらは横糸に真綿糸を用いて、花織を織り込んだドレッシーな紬織物です。三才山紬や緑風舎草木染め紬に比べると、現代的なドレス感が印象的な美しい紬織物です。

花織入り下井紬×織楽浅野

下井紬×織楽浅野。とても良く似合う組み合わせだと思います。どちらも、伝統を引き継ぎつつ、現代的な香りを感じさせてくれるところが似ているからでしょうか。まったくの無地ではなく、タテヨコの縞織に花織、大きな格子状の濃淡も印象的でカッコイイ着姿が仕上がります。

《本場大島紬/蚊絣・西郷絣》

言わずと知れた本場大島紬です。大島はやっぱり特別感があって、お着物通なら持っていたいお着物の一つ。中でも、細やかな蚊絣や西郷絣は無地感覚でもお召しになりやすく、飽きの来ない、コーディネートも楽しい一品です。今回は、着回しの良さ、にこだわって集めてみました。

本場大島紬×友禅染め帯

雨に強い大島、でもこの時期ばかりは雨に濡れたくありません。何しろ、お月様に会いたいのですから。細やかな絣柄は大島紬の真髄でもあり、季節の染め帯を気持ちよく受け止めてくれるのも嬉しいお着物です。真っ白でなく淡いベージュ色なら着回しも抜群です。

(帯地は黒く見えますが、濃い焦げ茶です)

※友禅染め名古屋帯「萩に芒」⇒こちらでもご紹介しています(クリック)

いかがでしょうか?

ジャカジャカ着られてへたらない、心強い紬のお着物は、どんな試練でも乗り越えてくれそうです。

また、体のラインを拾うことなく若々しく魅せてくれる紬織物は、年齢を重ねるごとに、いつも身近に味方でいてくれる、そんな気がいたします(^^;)

 

*営業日・営業時間*

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