2020年9月8日
台風一過の真夏日になりました。
いつになったら涼しくなるのかな、お天気予報をシゲシゲ眺めてみましたら、東京地方では今週末からは季節が進み、最高気温30度を下回るようです。そろそろ暑さに疲れてきてましたので、ホッといたしますね。皆さまはいかがでお過ごしでしょう?
さて、本日は、秋の新入荷の帯をご紹介いたします。
西陣織袋帯「オリエンタル華文」
モダンなデザインでありながら、古い歴史を持つ「華文」。伝統柄の中でも人気のデザインの一つです。
華文は正倉院宝物にも多く見られる文様で、はるか千二百年前に伝世され、時代を越えてアレンジされてきた文様です。着物や帯にも大変多く用いられています。
考えてみれば、和装のデザインにエキゾチックな文様が多いのは、正倉院宝物由来なのかもしれませんね。異国とのさかんな交易が伺えて、楽しくなります。
季節性のあるデザインでないことも人気の秘密かと思いますが、何よりもこの繊細さ、そして華やぎのある文様が、1200年という古き時代に生み出されたものであることに驚きます。
藍色と黄緑色、濃淡を持って織り出されたデザイン性、帯地の凹凸はなくさらりとした肌ざわりの帯ですが、抑揚のある奥行きを感じさせてくれます。
愛らしさと華やかさ、伝統とモダンのバランスの良さ、小紋~付下げ・訪問着まで、現代シーンのお着物コーデに合わせやすく、晴れ晴れとした美しい帯です。
本日は、同じく華文の小紋にコーディネートしてみました。
こちらの小紋は、小紋ではありますが、細やかな糸目文様が大変に美しく、プチフォーマルなお席にもお召しになりやすい小紋です。
華文の華やかさをたっぷり楽しんで頂けるコーディネート❣
そろそろコロナ渦の日常が当たり前のようになり、不自由なマスク生活も当たり前、イラつく夫のテレワークも当たり前、サクサク毎日ネット閲覧も当たり前、こうしてあっという間に慣れ親しめるようになった新しい生活、私たちはこんなにも逞しいのだなぁ~とシミジミ思うこの頃です。皆さまは、どうお過ごしになられているのでしょう。
まだまだお出かけには躊躇されることもあるかと思いますが、お出かけできなくても、こうしてサイト越しにお会いできているのだと思うと心強いです。
来週の催事(9/15(火)~9/19(土)《初秋のコーディネート展》)のお品につきましても、多くのお品をサイト掲載する予定でおります。できるだけたくさんをご覧頂けるように、催事期間前ではありますが、明日からサイト内ブログにてご紹介を開始いたしたいと思います。
催事商品でも、お手元事前確認を承れるようにいたしますの、ぜひ楽しみにお訪ね下さいますように❣
ご来店できなくても、どうぞ我慢やご遠慮なんてなさらずに、いつでも何でもお問合せお待ちしております(*^^)v
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