2020年8月7日
なんと、猛暑の今日は「立秋」です(^^;)
秋きぬと 目にはさやかに 見えねども
風の音にぞ おどろかれぬる
(藤原敏行)
え~風の音?肌が痛くなるほどの、ジリジリという陽射しの音しか聞こえてきません。じ~っと耳を澄ましてみましたが・・・
そよりとも せいで秋立つ ことかいの💦
(鬼貫)
お住まいのところではいかがでしょうか?
お盆の間はずっと猛暑が続きそうです。今年は遠出を諦めた方も多いようですが、この暑さ☀どうかお気をつけ下さいますように。
とはいえ、今日は「立秋」ということで
本日は、単衣の涼やかコーディネートをしてみました。
白鷹お召×ローケツ染め名古屋帯「楓」
明るいブルーグレーの世界に、まるで雪が舞うような吹雪染めのローケツ、そして楓の葉っぱが涼やかに優しく浮き上がります。
陽射しが差し込む数枚の葉っぱは、きれいなお陽さま色に輝いて、素敵なアクセントです。
この帯のすごいところは、秋口の青紅葉にも見えますし、霜の降りた初冬の景色にも見えるところ。赤く色づいた賑わいの景色ではなく、静寂の中の光を感じて、何だか心を寄せたくなるのです。
本日は単衣のコーデでございますが、秋~冬、そしてまた初夏の単衣にも、季節ごとにお楽しみ頂ける帯です。
コーディネートのお着物は、先日の記事でもご紹介しました「白鷹お召(百亀甲柄)」です。(先日の記事⇒こちら)
どんな景色にも、まるで誂えたように馴染んでくれる、とても素晴らしいお着物だなぁ~とシミジミと感動しております。
染めでも織でも、色々な帯を合わせやすく、季節感のある装い、やわらかな装い、粋な装い、帯次第で色んな表情を魅せることのできるお着物。
秋の単衣は10月まで、春の単衣は5月から、そんな昨今ですので、長い期間十分楽しんで頂ける、レアなお着物です。
光が当たると、ミルクたっぷりの紅茶にような、優しいお色に見えます。奥が深くシミジミと味わえる、充実したお着物ライフをお楽しみ頂ける「逸品着物」です。
猛暑を耐えたその後には、秋風にそよぐ穏やかな季節がやってきますように。
皆さま、コロナ渦の中で上手に工夫して楽しんでおられますでしょうか?都内でも、予約できる場所はとても空いていて、安心してエアコンの中で観劇やご鑑賞もお楽しみ頂けるようです。
当分の間は、そんな工夫が当たり前になるのかと思います。なので、ご体調にあわせて、のんびりとした楽しい夏の過ごし方!どうぞ探してみて下さいね。
お店は、週末の日曜日から長い夏休みを頂戴いたします。
8/8(土)は通常営業しております。何かお気づきのことや、ご相談、お問合せ、どうぞ何なりとお申し付け下さいませ(*^^)v
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