2020年8月4日
昨夜遅く、夜空に満月が浮かびました。雲に押し出されて、ほんのりと浮かぶ夏の満月です。
先月はずっと雲のお宿で逗留が続いていたお月様ですが、今宵ばかりは天空を駆け巡らねば、何しろ満月なのですから(*^^)v
八月の満月は、アメリカ先住民の間では「スタージェンムーン」と呼ぶそうです。スタージェンとはチョウザメのこと、ちょうどチョウザメ漁の最盛期なのだとか。
ふ~ん、そうなんだ。でも私たちには、こんな和歌の方が心に沁みるかな。
むすぶ手に 涼しき影を 慕ふかな
清水に宿る 真夏の夜の月
(西行)
ところで、今年の夏は引きこもりが続いています。そんな方も多いかもしれません。夏休みはいかがお過ごしになられますでしょうか?
少し前のブログでもご紹介いたしましたが、首都圏の皆さま、もうお出かけなさいましたでしょうか?行ったよ~なんてお声も聞こえてきそうですが・・・(*^^*)
ただ今、上野の東京国立博物館では、特別展「きものKIMONO」が開催されています。
もし、まだでしたら(または前期7月にお出かけされた方は)、8月23日まで後期の展示が開催されています。
とっても見ごたえたっぷりで、普通に見ても1時間半ぐらいかかります。しかも、予約制なので密はなし!むしろ、空き空きです。(予約はスマホで簡単。例えば日曜日でも、どの時間帯も当日予約できました)
お着物姿でお一人で気ままに、そんな方も大変に多くいらっしゃいました。上野公園の木陰をのんびり歩きながら、楽しい一日をお過ごしになられてはいかがでしょうか?
※予約サイト⇒https://kimonoten2020.exhibit.jp/
大変に、感動的な展覧会でした。
鎌倉・室町時代の小袖~江戸、明治、大正と、確かにその時があったのだ、確かにこの着物を身にまとった人が存在したのだ、そう思うと果てしない浪漫を感じます。
尾形光琳直筆の小袖は個人的にも好みの作品で、良いな良いなと見とれたり、江戸期の篤姫や和宮のお着物に時代背景を重ね合わせたり、最後には久保田一竹の「辻が花」に息を飲み、秋の紅葉の山から雪山へと移り変わる「連作」には、作品の中に吸い込まれるような気持ちになりました。
着物がいかに人々の営みに寄り添い、時代を駆けてしなやかに生きてきた衣装なのか、そこにどれほどの職人技と伝統美の世界が繰り広げられてきたのか、まさに壮大な歴史絵巻の中を旅するような展覧会でした。
どこにも行けない夏ですが、ここがあるじゃないか!ぜひ、たっぷりお時間をご用意頂いて、夏の着物をお召しになって、素敵なひと時をお過ごしになられませんか?
とっても、おすすめ(*^^)v
わが家では相棒のテレワークがずぅっと続いており、やむなく連れて出かける(いえ、ついてきちゃう)こととなって(^^;)ゆっくりも出来ず仕舞いでしたので、立派な「図録」を買い込んでまいりました。夏休みには、引き続き、着物浪漫の旅 at homeを楽しみたいと思います。
お店は来週から夏休みを頂戴いたします。
それまでセールは細々と続けてまいりますので、やっぱり気になる!そんなお品などございましたら、どうぞラストチャンスもご利用下さいまして、お気軽にお問合せ下さいませ。
どうか皆さま、withコロナの夏を、上手に楽しくお過ごし下さいますように。
今週は、土曜日まで通常営業しております。
*営業日・営業時間*
火曜日~土曜日
11:00~(当面)18:00閉店
(ご予約不要です)
時間外のご来店は事前予約承ります
お気軽に!
8/9(日)~19(水)夏季休業
(日・月曜日:定休日)
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