2020年6月4日
昼間はエアコンが必要な季節になりました。
お店では、エアコン入れて、換気のための窓を開けて、レトロ調な扇風機を回しています。ご予約優先にて通常営業していますが、なかなか寂しい毎日でございます💧。お客様をお迎えして、笑顔でおしゃべりしたり、したいなぁ~とシミジミ思いにふけっております。
表参道へお出かけされる機会がありましたら、いつでもぶらりとお寄り下さい。ご予約頂くとご安心かと思いますが、ご先約の方がなければ予約なしでもOKです。
本日のコーディネートは、夏はもちろん、9月になっても楽しんで頂ける、夏ひとえコーディネートです。
シンプルでありながら、お洒落。細部のこだわりが気持ち良いコーディネートです。
夏ひとえ小紋「畳縞」
織楽浅野夏ひとえ名古屋帯「葉流文」
5月下旬~9月下旬の季節におすすめの小紋です。シャリッとした肌ざわり、格子状の絽目のある絹素材です。太さの違う撚りのある糸を織り上げていますので、お召しになるとふわりと体から浮いて、風を通して湿気を逃し、心地良い着心地を感じて頂けます。汗ばむ季節にぴったり。
「畳縞」という畳の網目を模した小紋柄を染めています。
畳のないお家が増えています。うちの狭い自宅マンションにも畳の部屋はないですが、お店は店舗部分に畳スペースを設け、3階事務所は畳敷きです。湿気の多い我が国では、湿度のコントロールもしてくれて、冬はほっこり夏はひんやり、たまにゴロンと寝転がると、懐かしい思い出が蘇るみたいにホッとします。
思えば畳は、私たちのDNAに深く刻まれ、いつでも五感に沁みる、かけがえのない存在なのかもしれませんね。
江戸小紋同様に、単衣の季節から夏の間、お茶にもお出かけにも、とにかく出番の多い、着回しの良いお着物であること間違いなし!です。
コーディネートには、織楽浅野(しょくらくあさの)謹製の、夏ひとえ(5月下旬~9月下旬)にお召し頂ける名古屋帯です。
白地にアイボリーの織柄、葉っぱが流れるようなデザインで、水面や風に身をまかせた穏やかな葉っぱの柄が織りだされています。何気ないシンプルな白い帯に見えますが、一枚一枚の葉っぱの中の織柄デザインが違います。そのため、お召し頂くと陰影や奥行きを感じさせてくれます。軽量で締めやすい、粋な大人のための、持っていると何しろ助かる帯です(*^^)v
※織楽浅野名古屋帯、商品ページ掲載はございませんが、お値段154,000円(税込み/仕立て別)
本日のコーディネートは、パッと見た目はシンプルな色あわせなのですが、よぉ~く見ると、細やかな畳縞に手の込んだ帯デザイン、軽くて風通しの良い着心地、お洒落で上質な大人コーディネートです。
個人的にも、いいないいな、これ!朝から一人でシミジミとワクワクしています(*^^*)
ご自宅でご確認を頂くこともできますので、どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。(↓↓↓)
換気のために店内の窓を開けていると、階下から階上まで風が吹き抜けて、玄関の暖簾を揺らします。玄関にはお客様がいらした際に感知して事務所のチャイムが鳴るセンサーが付けてありますが、このところ、はためく暖簾にセンサーが反応してチャイムが鳴り響きます。
「はぁーい」と階下に降りてみると、暖簾をすりぬけて入って下さるお客様は「風さん」たち(^^;)。 仕方ないな、たくさんの風さんをお店にお迎えして、のんびりとお店番を続けております。
「仕方ないなんて言わないで、寂しがるから来てあげてるのに」と風さんが言うので、「だったら困ったコロナを吹き飛ばしてくれませんか?」とお願いしてみたら、「もちろん、地球上の風たちが必死になって頑張っているところ」なのだそうです。なんて(^^;)
風よ吹け!そして、悩みも不安も吹き飛ばし、心地よい夏を連れて来てくれますように。
玄関にはヤマアジサイを生け込みました。もしかして、風さんたちは芍薬の香りに誘われて訪ねてくれてるのかもしれませんね(^^;)
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