2020年6月2日
不安を感じながらも、ささやかな日常が戻りつつあるのでしょうか?皆さまいかがお過ごしでしょう?
本日の、NHK BSプレミアム「イッピン」はご覧頂けましたでしょうか?今月の中旬頃からは、毎年恒例、石塚先生が夏のために染めた「伊勢型紙染めの浴衣展」&「夏を味わう綿麻織物展」を予定しています。お出かけ不安の中かもしれませんので、例年よりもうんと頑張って、サイトでの紹介をしてまいる予定です。会期も少し長めにいたしますので、この夏はお家ライフを盛り上げる、気楽な浴衣はいかがでしょうか?どうぞお楽しみにして下さいませ。
さて、本日は、いよいよ6月突入!夏の着物をサラリと羽織る、心豊かになるコーディネートのご紹介です。
夏ひとえの付下げ「涼風ぼかし」
絽塩瀬友禅名古屋帯「江戸解」
お洒落してお出かけできる日はもうすぐなのかな?そろそろお稽古が始まりますよん♪なんて、地方のお客様のお声をお聞きすると、ホッと希望が湧いてきます。梅雨が明けて夏の空に包まれる頃には、都心でも心和む夏になると良いなと期待を膨らませております。
付下げと申しても、裾ボカシの柄つけが付下げタイプですよ!という意味なので、格のある着物というよりも小紋調のシンプルなお着物です。そのため帯あわせ次第で、パーティからカジュアルまでお召し頂けます。
眩しい太陽を遮る、薄曇りの夏空、白い点々は水しぶきのようでもあり、ひんやりとした雪のようでもあります。
しなやかで、何とも涼やかな「すずかぜ」という素材感です。夏の絹素材の中でも、大変に軽い涼しい生地です。
ところどころ、□を銀糸で囲んだり、白糸で□の陰影を作ったり、随所にみられる小さな手仕事にキュンといたします。
9月いっぱいお召し頂けますので、夏から初秋まで、出番の楽しみなお着物です。
雅な御所解に比べて、粋な風物詩を描いた小付けの「江戸解」です。江戸は海が近くて漁師業も盛んな都でございました。江戸情緒あふれる江戸解を、カラフルな色づかいで仕上げて頂きました。波や漁師船、網干の背景は奥行きを感じさせてくれる墨色調で、松の木や水草の鮮やかな色彩の映える夏帯です。6月~9月の季節の帯です。
こんな装いをお楽しみ頂きたいです!だってきっと、気持ちが華やかになって、笑顔も清々しくなって、きれいになって頂けるハズだから(*^^*)
ブログを書いておりましたら、都内ではまた感染者増加のニュースが流れ、ちょっぴり気落ちしておりますが、過敏になり過ぎず、楽観し過ぎず、一人一人が用心して、丁寧に暮らして行かねばなりませぬネ。その先の明るい未来はそんなに遠くないハズ!
そろそろ気温が上がってまいりました。梅雨入りの地方もあるようですが、本格的に夏を迎える準備も楽しんでまいりたいです!
今週もどうぞ、季節のブログにお付き合い下さいませ!ぜひ、また、明日(*^^)v
お問い合わせはこちら