2020年5月12日
今日届いたメールに、素敵な歌詞を引用して下さいましたお客様がありました。皆さまもきっと良くご存じのこの歌♪
そんな時代もあったよね
いつか話せる日が来るわ
だから今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう
(中島みゆき「時代」より)
緊急事態の続く日々、お仕事をされている方も、ご家族のお世話をなさっている方も、お一人お一人が、それぞれのお立場で、思いもよらぬ困難や苦難を抱えていらっしゃることと思います。
でも、そうなのですね、きっとそう。
私も、日を追うごとに、まるで出入口の扉という扉が次々と施錠されてしまったかのように、身も心もカチコチになってきていました。なのに、この歌を口づさんでみたら、突然に虹色の魔法がかかったみたい、あれよあれよと全ての扉が開け放たれて、とっても楽になりました。
そうだ、そうなんだ、くよくよしたって仕方ない。外へ出て空を仰げば五月晴れ、そうだよ!“風かおる五月”なんですものネ(*^^)v
お会いできない日々ですのに、今日もまた、この拙いブログをお訪ね下さる皆さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
さて、風薫る~こんな素敵な季節には、ひと足早く、単衣の紬なんかにこの身を預けてみたら、どんなにか気持ちが良いでしょう~❣
ということで、今日のコーディネートはこちら!
三才山(みさやま)紬「子持ち縞」
城間栄順琉球藍型染「斜め若夏」
こちらの三才山紬「子持ち縞」は少し前からブログでも何度かご紹介をしてまいりました。
そしてまた、今年もベストシーズンが到来しました!このお着物の素材感もお色も、一番おススメの季節、それは単衣の季節なのでございます。
だって何しろ、この可愛らしい縞模様、これは玉葱と栗の草木染めです。大きい縞模様は「粋」というより「愛らしい」。お召しになって頂くと、ほっこりとしたカジュアル感と、清々しい色合いに、まさしくエイジレスな可愛らしさを感じるお着物です。
なのに、でも、なかなか実物を見にいらして頂くことの難しいこの時期・・・ということで、今日もまた、こんな時割引「特別価格」でご紹介することにいたしました(*^^*)
三才山紬は、信州の横山さんのところ一件のみで制作される、自然豊かな里山の紬です。こんな時だからこそ、やさしい風を集めて癒してくれる、心の故郷のようなお着物だと思います。
※三才山紬「子持ち縞」掲載ページにて特別価格でご案内中⇒こちらクリック
本日のコーディネートには、城間栄順作、琉球藍型染めの名古屋帯「斜め若夏」をあわせてみました。
こちらの帯も、単衣の季節に気持ちよく寄り添ってくれる、素晴らしい帯でございます。若夏という名前がついておりますが、それは城間先生のネーミングによるもので、夏の素材というわけではございません。そのため、単衣のみならず袷の季節にもお楽しみ頂けます。
瑞々しい草木の息遣いを感じる、生命力あふれる作品です。
こんな帯があったら、どんなにか希望が湧いて、どれほどの心地よさに包まれることでしょう。
このところ気温が上がっていますが、日陰に入るととっても良い風を感じます。風薫るとは、なんて素晴らしい表現なのでしょうね。語源は漢語の「薫風(くんぷう)」。まさに今、薫風南より来たる(薫風自南来)の季節でございます。
生き生きと芽吹く草木の間を通り抜けて、あらゆるものに希望を与え、未来へと吹き渡る五月の風。こんな時はどうぞ、しばし吹かれてみませんか?
風薫る これからといふ 人生に
(今橋眞理子)
そうそう、こんなに気温が上がると欲しくなる、麻の長襦袢を一点サイト掲載いたしました!
本日のコーディネートにも、麻の長襦袢が大活躍しそうです(*^^*) モワっとした暑さを吸収して逃がしてくれる「麻」。心地よく季節をお過ごし頂くために!
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