2020年5月1日
今日は「八十八夜」です。立春から数えて八十八日目、夏も近づく八十八夜♪です。待ち構えていたように気温があがり都心も夏日となりました。
野にも山にも若葉が茂る♪春から夏へと移り変わる頃でございます。八十八夜を迎えたら、そろそろ夏の準備を始めましょう。
ということで、今年の夏をお家やご近所で涼やかに過ごす、気楽な小千谷ちぢみの先出し紹介をしてみようかな、と思います。
まずは本日はこちら。愛らしいトンボの舞う格子絣の小千谷ちぢみです。今年の新作小千谷の中でも個人的には一番のお気に入りですが、いかがでしょうか(^.^)
小千谷ちぢみ「格子絣にトンボ」
小千谷ちぢみは、ご存じのように新潟県小千谷市を産地とする本麻の織物です。強い撚りのある糸で布を織り上げ、春先に雪さらしを行います。雪の水分で糸の撚りが解けて生地にシボが出来るのが特徴です。そのシボのおかげで涼やかに風が通り、麻の心地よい触感もあいまって、湿気の多い日本の夏の強い味方でございます。
浴衣よりも上品で、浴衣よりも涼しい。なのにその扱いやすさや気楽さは浴衣以上という、毎夏人気の夏きものです。
細やかな絣柄。本来の絣は「絣括り」「絣あわせ」などの熟練の技を必要とし、単なる縞柄や格子柄に比べると、手作業のみでしか制作できないため、大変高コストで生産量も限られます。
しかしこの商品は「マンガン染」という従来とは違う特殊な染め技法で作られたものなのです。
アップにしても織りの絣にしか見えませんが、実は染めなのです。裏側までしっかり色が入っており、上品で精緻な織りの着物に見えます。でも後染めなのです。
そのため、織の絣柄に比較すると何分の一かの低コストで制作することができる嬉しい小千谷ちぢみです。
半巾帯をあわせて浴衣風にお召し頂いても、長襦袢をお召し下さり夏帯をあわせてお着物風にお召し頂いても、どちらでもお召し頂けます。
真夏のカジュアルシーンに、エレガントでありながら可愛らしい、上品に若々しさを感じさせてくれる、心強いお着物です。
※こちらの「小千谷ちぢみ」は売切れとなりました。ありがとうございます。
本日は、今年の新作「羅」の八寸帯をコーディネートいたしました。紺色でもなく深緑色でもない、緑味のある藍色「納戸色」の無地「羅八寸帯」です。
羅織は一旦は途絶えてしまった技術ですが、近年は織元さんの独自の技術で解明されて、古代の羅織りを踏襲した新たな羅織の作品がお目見えしています。こちらもその一つ。まるで精緻な編み物のような帯。絹の帯ですので、麻織物のみならず、夏の小紋にもお召し頂けます。(羅八寸帯お値段税込み:198,000円)
ステイホームが続いておりますが、そろそろ衣替えの季節となり、この連休はタンスの整理をなさる方も多いかと思います。お手持ちの着物や帯のコーディネートに悩まれましたら、どうぞご相談下さいませ。
連休中もお店は自粛休業が続きますので、見てみたいな!と思われました時には、どうぞお気軽に「お家で事前確認」をお申しつけ下さいませ。連休中もお受けしております(*^^*)
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明日の土曜日と日曜日はブログの更新をお休みいたします。次回の更新は月曜日を予定しています。
何しろ夏が来るそうなので、お家のお掃除と衣替えに取り組もうかと思います。どうか皆さまも、上手に気分転換をして下さり、お家の中の小さな幸せを集めて過ごして下さいますように。週明けにまたここで、お会いできますのを楽しみにしております(*^^*)
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