2020年4月2日
◆お知らせ:今週の営業時間を午前11時~午後4時とさせて頂きます。4/4土曜日は臨時休業。
お天気が回復してのんびりとした春の日差しに包まれた一日、皆さまは自粛生活をなさっているのでしょうか?いつもとは違う家事負担にお疲れではないでしょうか?変わらず出勤されてお忙しくなさっているのでしょうか?表参道は、静かです(^^;) コロナ、なんてことがなければ、穏やかな春、外に出るとあまりに心地の良いお天気で現実を忘れてしまいそうです。
さて本日は、気の早いことではありますが、いえいえ、あっという間かもしれません(*^^*)
大野信幸作・能登上布に鮫小紋
能登上布、つまり「麻」です。能登上布は石川県能登に唯一残る織元「山崎仁一」さんの手織りの本麻織物です。さらりとしたスベスベ感、上質な麻の風合いが能登上布の特徴です。
能登上布に魅せられて京都の大野先生が、白生地を直接求められ、そして鮫小紋を染めています。
「裃」由来の江戸小紋。本来「裃」は麻生地です。絹と麻では染める染料に違いがあり、江戸小紋は絹のお着物のため本麻に染めることはまずありません。しかし京都では今でも裃を染める依頼があるそうで、大野先生の工房では麻に染める仕事もされています。そこで、ならば能登上布に染めたい!そうして大野先生の能登上布の江戸小紋が生まれました。
これは、通常の「江戸小紋」というカテゴリーには含まれません。鮫小紋だからといって格があるお着物、にもなりません。やっぱり「麻」ですので(^^;) しかし、灰色味を帯びた紫、減紫(けしむらさき)のしっとりとした色味を心地よい麻の上に乗せた風合いは、他にはない、お着物通の夏着物でございます。
麻ですのでシワになります。けれども、夏のシワはお着物通の勲章のようなもの。お稽古や会食、気軽な普段着として着回して頂けますと、日本の夏を思う存分お楽しみ頂けることと思います。
新入荷の紗八寸帯をあわせてみました。
自粛生活からいずれ脱け出す日が来るはず・・・こんな季節が楽しみです(#^.^#)
帯屋捨松紗八寸帯「波に華紋」
それにしても、心に負担のかかる毎日でございますね。そんな日々でも道端の桜たちは花びらを風に乗せて、お空まで桜色に染めてくれようとしています。皆さまどうぞ、通勤やお買物へお出かけの際には、上を向いて歩いて下さいますように。だって何しろ時は春🌸ですもの(*^^)v
いざ今年散れと桜を語らはむ
中々さらば風や惜しむと
(西行)
※自粛の続く日々のためご来店をためらわれることもあるかと思います。お家でお品をご覧頂ける「お手元事前確認」もお受けしておりますので、どうぞお気軽にお問合せ下さい。
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