2020年3月22日
都内の桜は満開が近づいてまいりました。新型コロナの影響で少し寂しい春ですが、とはいえ皆さま色々とご用心頂きつつも変わらず平常心でお過ごし頂けていますでしょうか?
本日は、まずお知らせでございますm(__)m
今週(3/24-28)は「大野信幸江戸小紋展」です。
※期間中の3/28(土)は大野先生来店を予定しておりましたが、ご高齢の先生の京都-東京の移動への懸念もあり、今回はやむなく来店を中止(延期)とさせて頂くこととなりました。ご予定下さっていましたら誠に申し訳ございません。
期間中の作品のご案内は予定通りさせて頂きます。店内およびこちらのブログでも色々ご案内してまいりますので、どうぞお楽しみ下さいましたら嬉しいです。
さて、東京の桜。
どんな時でも桜は私たちを優しく励ましてくれる、心地よい季節の到来です。
昨日、お花見の定番「千鳥ヶ淵」へと散歩にまいりました。千鳥ヶ淵は7分咲き。例年よりは随分と少ないとはいえ、多くの方がお散歩を楽しんでおられました。
花と聞くは誰もさこそはうれしけれ
思ひしづめぬわが心かな
桜といえば西行法師・・今年もこんな歌を口ずさみながら、のんびりとお散歩です。
色そむる花の枝にもすすまれて
梢まで咲くわが心かな
風が吹くと花びらの舞う美しい景色が目に沁みす。もう少しだけ待ってくれよと風に頼むと、花びらはうふふと笑っていました。
私事ですが、母が晩年お絵かきを趣味にしておりました。遺作の中には上京してくれた際の思い出の場所の絵があり、その一つがここ千鳥ヶ淵です。毎年思い出をたどりつつ、千鳥ヶ淵を散策しています。
この時期には自宅玄関を彩ってくれる桜の絵。お母さん今年はボートが出せないそうですよ、でも桜は変わらず見事に美しいです。
千鳥ヶ淵緑道は例年は歩くのも大変なほどの人混みとなりますが、今年はちょうどよい散歩道になっていました。桜はどう思っているのでしょう。そんなことお構いなしに、幸せそうに花びらを揺らしています。
桜色の空は春爛漫
桜が満開を迎えると、散り急ぐ姿に胸がキュンといたします。できれば桜の花びらに埋もれてみたいなと、そんなことを毎年思いながら花びらの行方を思いめぐらせる春でございます。
春風の花を散らすと見る夢は
さめても胸のさわぐなりけり
お店は今週も変わらず元気に通常営業いたします。到着しておりますお品はブログなどにてご案内も申し上げますが、もしお近くにお出かけのことがございましたら、どうぞお寄り下さいませ。
*3/24(火)~3/28(土)*
京の名工「大野信幸」江戸小紋作品展
詳細⇒こちら
<営業時間>
(しばらくの間午後6時閉店)
火・水 午前11:00~午後6:00
木・金・土 午前11:00~午後6:00
定休日:日曜日・月曜日
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