2020年3月19日
今朝は初めて桜の花に出会いました。表参道の裏通りにも春がやってまいりました。皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
*3/24(火)~3/28(土)*
京の名工「大野信幸」江戸小紋作品展
詳細⇒こちら
こんな時期だけど、こんな時期だからこそのお楽しみ。ちょっぴり迷っていた私に大野先生はとても朗らかに、大丈夫だよ♪とおっしゃって下さり、来週末(3/28)にはご来店予定です。こんな時は楽しい気持ちを持たなきゃね!って。なので来週は桜満開の中、元気に朗らかに開催させて頂きたいと思います。
お花見は歩いて!の今年でございます。表参道のケヤキの葉っぱも芽吹きの時を迎えております。店内は除菌も換気も整えて爽やかにお迎えしています。お散歩方々どうぞのんびり遊びにいらして下さいませ。
全てのお品が揃うのは来週火曜日ですが、少し早めに到着しておりますお品もございます。本日はこんなコーディネートでいかがでしょうか。
大野信幸江戸小紋「縞尽くし」
城間栄順琉球紅型染「斜め若夏」
防染糊で型付けを行い白目が抜けるのが特徴の江戸小紋ですが、こちらは色糊で型付けをしています。カカオ色の色糊で型付けをした情緒たっぷりの縞模様。そして地色はチョコレート色の引き染めで染めています。そのため裏側もチョコレート色です。
江戸小紋の地染めは伝統的に「しごき染め」という方法で染めています。それでは裏側が生地白のままです。単衣でお召しになりたい方には裏を染めることも承っておりますが、裏を染めると白目が少し濁ってしまいます。
しかし、こちらの目色は白ではなくてカカオ色、そしてしごき染めではなく引き染め。柔軟な染めができるのは京都ならではです。
東京の伝統的江戸小紋工房では一つの工房で全ての工程を担いますが、京都では型付け・地染め・蒸しなど分業で成り立っています。大野先生が型付けを行った後、これは引き染めで仕上げようと思われれば引き染めの職人さんに託すことができるのです。
また京都では地染めをした後の「蒸し」も専門の工房の大きな蒸し器で高温で仕上げます。そのため色の発色がとても艶やかでこっくりと仕上がるのも特徴です。
春がやってまいりましたので、ふんわりとした羽衣レースを羽織って頂くと素敵かなと思います。真冬のコートを着ない時期、春~秋のレースの羽織もの、シャンパンゴールの透け感はまさに羽衣です。お花のシルエットをレースであらわした愛らしいユニークなデザインです。
レース羽織コート地「洋風花文」
紅型の藍色とこっくりとしたチョコレートブラウンは相性も素敵です。シャンパンゴールドのレースが風になびく清々しい季節が始まります。
(レース羽織コート地:税込お仕立て別154,000円)
※城間栄順琉球紅型染「斜め若夏」名古屋帯詳細は→こちらクリックにて
さて、今朝花を咲かせた桜の木、帰り道ではどうなっているのかな。不思議なもので桜が咲くと世の中の気分が少しずつ明るくなるような気がします。どんよりとした冬が過ぎ、うららかな春になりますように。過ごしやすい気候になりました。今日は遠回りして帰ろっかな、と思います。
明日から三連休。お店は、金曜日も土曜日も通常営業しております(*^^*)
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<営業時間>
(しばらくの間午後6時閉店)
火・水 午前11:00~午後6:00
木・金・土 午前11:00~午後6:00
定休日:日曜日・月曜日
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