2020年2月6日
昨年の「織一会展(染一会の紬展)」で大変ご好評頂きました「日本でも有数の豪雪地帯である新潟県津南町にて松本夫妻が手掛ける、草木染め100%の紬織物」を今年もご紹介いたします。
2/11(祝・火)~2/15(土)
織一会展(結城と草木染め紬&大島紬)
少量生産のためあまり知られていないかもしれませんが、草木染めの優しい色彩とタテ糸に生糸を用いているため(ヨコ糸は真綿)大変にやわらかな着心地に魅せられて、実は私も愛用しています。ほっこりとした真綿感とさらりとした着心地、お店番にも気持ちよくお客様にもお褒め頂けて心満たされるお着物の一つです。
今年のラインナップはこちらです。
今年の「織一会展」では盛りだくさんのアイテムから多くのお品が集まりました。そのためブログでは全ての作品のコーディネートをご紹介できないと思います。そのかわり明日(2/7)には店内にて全てご用意できますので、どうぞ今週末から早速遊びにいらして下さいませ。
◆染織工房「緑風舎」
染織は工房周辺の野山の草木を採取して100%の草木染めにて糸づくりを行います。糸の精錬は稲わらを燃やした灰汁での精錬にこだわっています。
主にご主人の松本英利さんが糸の染色を行い、奥様の文子さんが機織りを行って、まさに夫婦共同作業にてコツコツと作品を作り上げています。草木染めの草木を採取するだけでも多くの日にちを費やし、それを染めてそして織る。途方もない労力と日にちをかけてこだわりぬいた作品は、生産量がとても限られていますので大変に希少なものです。
本日はその中から、「山紅葉」で染めた作品をコーディネートしてみました。
草木染め(山紅葉)紬×置賜紬八寸帯
この柔らかな色合いを何色と表現することはとてもおこがましい。だってこの色は「山紅葉」の草木染めなのです。草木でしか出ない色。紅葉に「山」が付くと不思議に気持ちが和らぎます。それはきっと芸術品としての紅葉ではなく命ある植物としての紅葉を思い浮かべるからかもしれません(^^;) 自然の恵を身にまとえることに深く感謝です。
光沢を感じるのは、タテ糸に生糸を用いているからです。横糸は真綿です。真綿の温かみと生糸のしなやかさを併せ持つ着回しの良さが魅力です。
期間中は紬にあわせる帯もご紹介いたします。こちらはザックリとした手織りの八寸帯です。山形県置賜(おいたま)地方で織られた紬の八寸帯です。しっかりとしたハリ感は触れるだけでわかる「これ絶対着付けに失敗しないな」そんな気軽さが嬉しいのも紬コーディネートの醍醐味ですね。
先日(1/29)の記事にて、山桜の草木染め紬をコーディネートいたしました。もちろん緑風舎さんの作品です。化学染料では絶対に出せないお色「山桜」。桜もやっぱり「山」ですね。山桜ならではの桜尽くしでございます。
紬は織のお着物です。古くから織の着物に染めの帯♪なんて言われ、織りの着物と染め帯の愛称の良さが好まれてきました。草木染めのやわらかな色彩は季節の染め帯をふんわりと受け止めてくれます(*^^*)
催事期間に土曜日が2回あると嬉しいな!そんなお声を時々お聞きいたします。なのでできる限り、期間前の土曜日からオールラインナップをご用意できますようにお取引様にも精一杯ご協力頂いています。もちろん今回も(*^^)vなので来週のご都合がお悪い方は、どうぞ2/8(土)からお気軽にお立ち寄りくださいますように。
春が来たら寒波もやって来た!そんな日でございます。暖冬で油断をしていると風邪をひきますから(^^;)どうか温かくしてお過ごし下さい。
週末も(*^^*)お目にかかれますのを楽しみにいたしております。
2/11(祝・火)~2/15(土)
織一会展(結城と草木染め紬&大島紬)
*期間中はお仕立て代サービス
<営業時間>
火・水 午前11:00~午後6:00
木・金・土 午前11:00~午後7:00
定休日:日曜日・月曜日
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