2020年1月23日
本日は、今週中のみご案内しております友禅の染め帯をピックアップしてみました。
今週1/25(土)まで 新春新作おひろめ展
期間中は新作もお仕立て無料で承ります(*^^*)
染め帯と一概に言っても、風情たっぷりに季節を感じさせてくれるものから、カラフルでポップでデザイン性豊かなものまで多種多様にございます。
手描き友禅は画家がキャンパスに向かうように一筆一筆描いた作品です。真っさらなキャンパスに何を描こう、どんな色に染めていこう、考えてみればどんな世界も描くことができてしまいます。そのためもしご自分の心に響く色とデザインに出会った時、それはただ一つの出会いなのです。
本日は趣がガラリと異なる2作品を江戸小紋のお着物にコーディネートしてみます。
※帯は1/25(土)までのご紹介です。お値段などお気軽にお問合せ下さい。
江戸小紋「万筋」×友禅染め帯「四君子」
濃紺に清々しく描かれた四君子です(塩瀬染め帯)。四君子は蘭・竹・菊・梅の4つの植物を配した文様で、古来中国では草木の中でも徳や礼節のある高貴なものとされてきました。
春にほのかな香りと気品を備えた蘭、夏に青々と背筋を伸ばし涼感を誘う竹、秋に大輪の花を咲かせる菊、冬まだ寒い雪の中にも凛と咲く梅。四君子は春夏秋冬の季節を代表する花でもあり、お茶席にはとても重宝する文様です。
優美な染めの帯を受け止めてくれる、万筋文様江戸小紋です。細やかな奥深い美しさは四君子にふさわしいお着物です。
グレージュ色に濃紺、凛々しく咲くお花たちが大変に良く似合います。四季を問わず品格のある佇まいが大変心地よいコーディネートです。
江戸小紋「角通し」×友禅染め帯「クリムト幾何柄」
クリムトとは、19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトのことです。昨年には日本でも大きな展覧会が開催されました。華やかな装飾性と世紀末的な官能性をあわせもち今なお圧倒的な人気を誇るクリムトの画風を友禅の帯に再現した作品です。(塩瀬染め帯)
クリムトは着物コレクターでもあったそうで、その作品は日本の浮世絵や金工芸などにも深く影響を受けたようです。そう聞くとますます友禅に描くにもふさわしい画風であるように感じます。
いかがでしょうか、出会った瞬間に引き付けられてしまいそうではないですか。
クリムトを受け止めてくれるお着物、こちらは江戸小紋「角通し」です。クリムトの愛した江戸期に人気の納戸色。(角通し詳細ページ→こちら)
記事最初にご紹介した「万筋×四君子」とはガラリと異なるコーディネートです。不思議な世界を旅するような陽気でワクワクするお着物コーデができました!
お着物のお洒落はとても幅広く奥深くて、ご自身がどんな装いをすればよいのか大いに悩んでしまう、なんてお話も耳にいたします。
でもそれ実はそんなに難しいことではなくて、好きか嫌いかが出発点。そしてお出かけ先でのTPOを思い浮かべて頂き、そしてもう一度、好き嫌い、でご判断頂くことが大事かなと思います。何しろお召しになるご自身の心地よさが最優先です。今のご気分に寄り添えるのはどんなコーディネートでしょうか?どうぞいつでもお気軽にご相談下さいませ。
明日は雨があがり暖かくなりそうです。お目にかかれますように(*^^)v
※期間中のお仕立てサービスについて
通常お仕立てについてのサービスです。高級仕立てや名古屋帯の平仕立てなどご指定がある場合は別途追加料金がかかります。裏地代やガード加工代別途。お仕立て不要の場合は5%引きでご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
サイト内でお買い物される場合は、まずはクリック頂けましたら追ってお仕立てのご希望やサービス価格などご案内をさせて頂きます。商品ページ未掲載のブログ内ご紹介商品はどうぞお問合せ下さい。
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