2019年11月29日
今朝やっとお日様が照りました。だけどとっても寒かったですね。だんだんとお外の空気が年の瀬の匂いになってきました。気を引き締めて参らねバ風邪をひいてしまいそうです。いかがお過ごしでしょうか。
さて、本日も素敵な江戸小紋をコーディネートいたしました。来春のご予定などございます方には、お式関係へのご出席にもふさわしい江戸小紋です。
シャンパンベージュ色「七宝」江戸小紋
彫:今坂千秋
染:廣瀬雄一
なんとも細やかな美しい型紙を、ふわりとしたシャンパンベージュ色で染めた、大人シックではんなりとした柔らかさを感じる江戸小紋「七宝」文様です。
七宝は、七つの宝。金・銀・瑠璃・珊瑚・玻璃(水晶)・瑪瑙(めのう)・蝦蛄(白珊瑚)。ふむふむ何だかキラキラしますね。確かにお宝。
でもそればかりではなくて、丸い輪が四分の一ずつ重なる七宝文は、輪は「和」であり、円満な人生、人とのご縁、お宝や繁栄がどこまでも繋がる縁起の良い文様とされてきました。
微細な文様で、しなやかにお召し頂ける七宝文様江戸小紋は、春の卒入学式はもちろん、初釜やお食事会、幅広くお召し頂けるお着物です。
本日は、お式や初釜にもおすすめの、フォーマルコーディネートをしてみました。
泰生織物袋帯「装飾華文」×江戸小紋「七宝」
泰生織物さんの袋帯の中でも大変に手の込んだ作品「糸錦袋帯」です。
(以下泰生織物さんHPより抜粋)整然と並べられた4800本の経糸に1cm間に23越もの緯糸を打ち込み、三椏の和紙に柿渋、漆、本金箔など自然が創り出した素晴らしい素材を使って、1枚1枚手作業で作り上げられた本漆本金箔を引き、様々な彩色糸で文様を表した工芸袋帯の逸品です。本金と漆が放つ重厚な輝きの上で、精緻な織りの技が醸し出す気品と優美は、絹の風合いの成す素晴らしい締め心地の中で、新しい表情を見せてくれます。
本金箔ですが色目はシャンパンゴールドの艶やかな色、そしてこの細やかな「華紋」のデザインが言葉では言い表せぬほど豊かで美しいのです。どんな式典にも臆することなくお召し頂ける大事な逸品帯です。色留袖や訪問着・付下げにもコーディネート頂ける帯です。
※商品ページへの掲載はございませんので、お値段などはどうぞお気軽にお問合せ下さいませ。
伝統的な手技をじっくりと味わえるコーディネートは、人生の節目の式典や、晴れやかなお席にもふさわしく、思い出に残る一日となることでしょう。
※廣瀬雄一作江戸小紋「七宝」詳細ページ⇒こちら(お値段はどうぞお気軽にお問合せ下さい)
※廣瀬作品は、色や素材にこだわって制作して頂いています。お誂え染めはお受けしておりませんので、もしお気に召して下さいましたら、どうぞお早目に染め上がり反物をお求め下さいませ
【ご案内】
三重県のアンテナショップ「三重テラス」にて、12/8(日)-12/9(月)の2日間は、『江戸小紋と伊勢型紙~日本橋と三重を結ぶ職人の美意識~』のイベントが開催されます。こちらの「七宝」を制作して下さった、伊勢型紙彫師「今坂千秋」さんと江戸小紋染め師「廣瀬雄一」さんの、トークショー、伊勢型彫り実演、作品の展示が予定されています。
また★当店では染め上がっている反物の他、お客様のご要望に応じてオーダー染めを承っております。
【江戸小紋オーダー染めの通常納期について】
染め:1か月半/ 仕立て:1か月半
春の卒入学式をご予定の方は、年内じゅうにご注文下さいますと安心です。また「紋入れ」をご希望なさいます場合はぜひ年内発注をお願いいたします。
<営業時間>
火・水 午前11:00~午後6:00
木・金・土 午前11:00~午後7:00
定休日:日曜日・月曜日
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