2019年11月14日
「成謙工房」さんは何て読むの?とお客様に尋ねられ、ハタと気付きました。きっとそう思われていらっしゃった方も多くいらしたことと(^^;)お詫び申し上げます。成謙さんは「なりけん」さんと読みます(*^^)v
成謙工房さんは、大きな工房ではありませんが、小さくても妥協なく!熟練の職人さんたちがコツコツと、そして今の時代にも寄り添うセンスの良い京友禅を精力的に世に送り出されている工房さんです。
お着物好きの皆さまが身近に京友禅の世界を味わって頂ける作品たちをご案内しています。
成謙工房 京友禅作品展
11/23(土)まで延長開催
(期間中の対象商品お仕立てサービス!)
さて本日は、素敵なお品たちの中から、みんな大好き「宝尽くし」文様の「付下げ」と「小紋」をご紹介いたします。
季節を問わない吉祥柄の宝尽くしは、語りつくせぬ希望を詰め込んだ文様です。大黒様からお借りした打出の小槌に、お宝袋を携え、隠れ傘や隠れ蓑を身に着けて、宝の地図に従って行けばきっと願いが叶うはず。どれどれ、そんな嬉しいお着物を、どうぞご覧くださいませ。
友禅付下げ「宝尽くし」
やさしいクリーム色に可愛らしいお宝が散りばめられた付下げです。宝尽くしを知らない方にも、きっとこれは縁起の良い柄なんだな~と伝わる愛らしさ。
初釜やパーティーにも、お祝い事のお食事会や観劇にも、心の踊るお着物です。上品な愛らしさは、和を装う楽しみでもございますね。
刺繍付下げ「宝尽くし」
淡いサーモンピンク色です。少しグレー味もあって大人の装いにも気負わず美しくお召し頂ける色です。
丁寧な刺繍で宝尽くしと松や笹を描いています。クルンと丸まった「みの」は長寿の願いを込めています。この幸せが、まあるくずっと続きますように、の願いを込めて。
古典柄をドレス感覚で仕上げたお品です。各種のパーティにも華を添える、上品で透明感のある美しさがとても魅力的なお着物です。
コーディネートには、手織りの袋帯をあわせてみました。この袋帯は熟練の職人さんが手織りで仕上げた逸品です。西陣織袋帯「花菱段」(商品ページ⇒こちら)
モダンなパーティや集まりには、和の伝統を踏まえたドレッシーな装いでお出かけ頂けますと、きっとうんと褒めて頂ける楽しい一日をお過ごし頂けます。
「宝尽くし」は小紋にも。お茶などの和のお稽古をなさっている方には、付下げや江戸小紋ももちろん素敵ですが、こんな小紋があると重宝しそうです。
小紋はお着物にも、羽織やコートにもお仕立てすることができます。
友禅小紋「宝尽くし」
アスパラガスグリーンが何とも言えぬ良いお色の小紋です。光が当たると煌めくように見える地紋のある素材に染めています。こんなお色は珍しくて、成謙(なりけん)工房さんならでは!
友禅小紋「宝の丸」
刺繍の付下げのデザインを友禅で小紋に染めた作品です。落ち着いたシルバーグレーに、はんなりとしたお色の宝尽くしの飛び柄小紋です。しっとりとした雰囲気に、気の利いた吉祥柄のお着物は、ちょこっとご挨拶に、ちょこっとお茶席に、お食事会に、色々とお召しになりやすいお着物になりますね。
季節の帯をコーディネートして頂くと、新年のお出かけも華やぎます。
友禅染め名古屋帯「琳派の梅」
琳派の画風は情緒的でありながらも、どことなく愛おしい柔らかさ、インパクトのあるタッチにも心惹かれます。染め帯は季節を味わうと楽しいですね。そうお客様に褒めて頂いた帯です。新しい春を待つ、健気でしなやかで、たくましい梅の花は、日本女性に良く似合います。
さて、いよいよ冬の足音が近づいて来るようです。皆さま、お心のご準備は大丈夫でしょうか?昼間ポカポカで、うっかりしていると夜には、あれ?風邪ひいたかも、なんて心配になる頃です。どうぞお気をつけてお過ごし下さいませ。
期間中ご紹介のお品は「お仕立てサービス(付属品別)」をいたしております。
お値段など、どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。
※「成謙工房」京友禅展は、今週(11/16土曜日)までを予定しておりますが、作品の店内ご紹介については、来週の半ば(11/21頃)まで行っております。
<営業時間>
火・水 午前11:00~午後6:00
木・金・土 午前11:00~午後7:00
定休日:日曜日・月曜日
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