秋の夜長も江戸小紋秋の夜長も江戸小紋

2019年10月10日

秋の夜長も江戸小紋

そろそろ着物でお出かけが気持ちの良い季節になるハズ!なのですが、週末は台風襲来とのことで、皆さまここは、じっと我慢でございます。

この台風が無事に過ぎ去ってくれれば、その先には素晴らしい秋晴れが待ってくれているはずです。深まる秋をシミジミ味わえる季節はもうすぐ、そこ。

本日は「お客様おあつらえ写真集」にお洒落なお客様をお迎えいたしております。

シックで上品な江戸小紋「行儀文様」に、友禅の染め帯「華紋」、和のお稽古を嗜まれる素敵なお客様でございます。

どうぞこちらにて、ゆっくりご覧くださいませ⇒「おあつらえ写真集 “お食事会に、江戸小紋”」

実は、明日の夜は「十三夜」なのです。本当は「十三夜に曇りなし」のはずでしたが、季節外れの台風のせいで、きっと明日の晩は、うらめしい雨雲を眺めることになりそうです。

でも、昨夜はこんなに可愛い月が夜空にぽっかり浮かんでいました。

日付が変わっても、街の灯りが次々と消えても、なかなか寝付かれずに、空を仰ぐと、てっぺんにこんな月。

ぼんやりベランダに出て、てっぺんの月をじーーと眺めておりました。

さすがに夜の底は冷え冷えとして、暗闇が深くなり、月は冴え冴えと輝いていました。

ゆくへなく月に心のすみすみて
果てはいかにかならむとすらむ(西行)

眠いのに寝付かれず、夜の風に吹かれていると、なんだか現実と夢の境目がわからなくなってまいります。

そんな時には話し相手はお月様だけ。すると、身体の中から、何ともならぬつまらぬ心だけが脱け出して、行く当てもない夜を彷徨っているような気分になります。

いったいどこに行けるというのか、やむなくまたこの怠惰な身体に戻らねばならぬのに・・・それでも、ちっぽけな「わが心」のつかの間の夜間飛行は、いつか永遠に解き放たれる時が来る日まで、時々こうして続くのです。

何しろ、十三夜には会えない・・・そう思うとちょっぴり切ないですが、それでも台風が通り過ぎた夜には、きっと素晴らしい満月に会えることでしょう。

 

そろそろ、どちら様も暴風雨への備えを始めて下さいませ。

台風の状況によっては、土曜日の営業時間を繰り上げ(または臨時休業)させて頂くかもしれません。お問合せなど、どうぞお早目に(金曜日のうちに)お願いいたします。

 

<営業時間>

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