雨絣の麻ちぢみ×花の夏帯雨絣の麻ちぢみ×花の夏帯

2021年5月18日

雨絣の麻ちぢみ×花の夏帯

関東ではまだ梅雨入りのお知らせが届いていませんが、でもでも今日も雨が降ったりやんだりのムシムシする梅雨気分です。しばらく傘が手放せない季節になりそうです。お元気でお過ごしでしょうか?

本日は、梅雨の後半からお召し頂ける、蒸し暑い雨の日にも最強のお気軽着物「近江ちぢみ」をコーディネートしてみようと思います。

爽やかなお色を三色ご用意しております。夏の着物としてお好みの帯でお洒落して、また柄のある浴衣が苦手な方には浴衣替わりとしても重宝いたします。

《近江ちぢみ「雨絣」》

※商品ページご紹介⇒こちら

「近江ちぢみ」は「小千谷ちぢみ」と並び、長年愛され続ける、真夏の気軽な麻着物です。自宅でのお洗濯が可能で、さらにふわりと体から浮くシボが特徴の「ちぢみ」織物のため、アイロン不要。何しろ、繊維の中では発汗性はダントツの麻ですから、蒸し蒸しする日本の夏に最適な素材といえるかと思います。

「雨絣」は、タテ糸に絣糸を用いて、不規則にとぎれとぎれに縞柄が入ることで、まるで雨が降るように見える縞模様です。無地に見えますが、タテに白い雨絣があることで、すっきりとしたスマートな印象に見えます。

本日は、三色それぞれ、お花模様の帯でコーディネートしてみました!

亜麻色×あざみ

梅雨のはしりの雨降りの色みたいです。春の霞色を残した空気に霧雨が舞う、そんな日には、あざみの花は益々色鮮やかに咲き誇り、夏のおとずれを楽しんでいるみたい。

水辺のちょうちょも潤って、暑い夏へとイザ!

※田邊慶子作「あざみ」⇒こちらの記事でもご紹介中です(クリック)

薄曇鼠色×フリージア

梅雨空が本格的になってくると、街がグレーに沈むのですが、早春から咲くフリージアの花は、梅雨の終わりを見届けてくれようと、ほのかな灯りをともしてくれるみたいです。

粋な爽やかさが素敵なお色です。

※型絵染夏帯⇒生紬夏名古屋帯「フリージア」 | 表参道 染一会 (someichie.com)

水色×秋草花

梅雨明けとともに青空が戻ってくる頃、野山の秋草も咲き始めます。輝く太陽のもと羽根を伸ばせる夏休みが楽しみになります。夏空色のシュワシュワ軽い夏の麻。心地よい季節の相棒になりそうです。

※秋草の帯⇒夏ひとえ名古屋帯「流水に秋草花」 | 表参道 染一会 (someichie.com)

◆近江ちぢみ「雨絣」商品ページ⇒近江ちぢみ「雨絣」 | 表参道 染一会 (someichie.com)

自然布の楽しみは、着姿にほっこりと癒されることかなと思います。夏の小紋や付下げなどの着姿に比べると、ふわっと体から浮くみたい。気負わない装いに、夏の下駄に籐のバッグなんか持ってみたりすると、日本の夏はこうでなくちゃ!とノスタルジックな気分が込み上げてきます。

今年の夏はどうでしょう。家族でかき氷を食べたり、スイカを切ったり、ちょこっと近くへお出かけしたり、そんな時に重宝するのが、麻のちぢみ織物です。

名古屋帯でなくても、半巾帯をあわせても可愛いですよ。(来週は半巾帯も色々ご用意いたします)

《今月のお楽しみ》

5/25(火)~5/29(土)

江戸小紋職人が染める

「伊勢型紙手付けの“浴衣”」展

開催予定です!

***

*営業時間*

午前11時~午後6時

(定休日:日曜日・月曜日)

 

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