2020年2月15日
結城紬・大島紬・草木染め紬をご紹介してまいりました「織一会」展はひとまず本日まででございます。期間中は色々お問合せやご来店を下さりありがとうございます。
このところのブログではたくさんの作品をご紹介してまいりました。気になるお品はありましたでしょうか?期間中はお出かけが難しかった方や、今はじめて気づいたわワ!って方もいらっしゃるかと思います。引き続きお店に居残りするお品もいくつかございます。どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。
また、本場結城紬の無地オーダー(詳細⇒こちら)につきましては、今後もいつでもご相談可能です。あらかじめご来店日をお知らせ下さい。色生地見本をご用意してご案内いたします。いつでもどうぞお気軽にお申しつけ下さいませ。
本日は、期間中ブログではご紹介できませんでしたが、こんな可愛らしい紬もご案内しておりました!このところ暖かくて春の匂いが身近になりましたので、優しい草木の春色紬を撮影してみました。
幸せの黄色の紬。左右ではお色が異なります。どちらも野山の草木がくれたお色です。
黄色が幸せの色になったのは、あのハンカチのせいでしょうか?定かではありませんがハンカチがはためくその前から黄色には「希望」という意味があるそうでポジティブに前を向ける元気の色であることは確かなようでございます。
ハルジオン・ヒメジョオンの草木染め
草木は春紫苑(ハルジオン)姫女苑(ヒメジオン)合歓(ネム)。ハルジオンとヒメジオンは可憐な花を咲かせるキク科の野辺の花。ハルジオンは春ヒメジオンは初夏から秋にかけて咲きます。合歓は夏の夕方に薄紅色の花を咲かせるねむの木のこと。
記事後半の黄色はねむの木だけで染めています。比べるとこちらは随分と柔らかい色に染まっています。ハルジオンとヒメジオンの優しさが伝わるお色かなと思います。
コーディネートの帯は丈夫でしっかりとした結城紬(高機)八寸帯です。優しいふんわりとした風合いに春の空を思わせてくれるパステルコーディネートが心地よい季節になりました。
山歩きの途中春の里山で出会ったハルジオン。こんな花です。実はヒメジオンもそっくりな花。ハルジオンが道に咲いたら君のことを思い出すだろう♪なんて歌があるようですが、野辺に咲く花は季節の思い出を忘れることなく蘇らせてくれますね。
ねむの木の草木染め
最初の黄色よりもビビッドな黄色の草木染めです。草木が違うと色合いが違う、誠に不思議な自然の恵み。
ねむの木をご存じですか?初夏に薄紅色の花を咲かせる木ですが、木の葉が夜になると閉じるので「眠りの木」「ねんねの木」などと呼ばれるそうです。「ねむの木の子守歌」では、ねむの木は「ねんね、ねんね」と歌っているそうです。春眠暁を覚えずの季節も間近となりましたね。
コーディネートの帯はこちらもしっかり者の結城紬(高機)八寸帯です。締めやすさと扱いやすさはどんな帯にも叶いません。
というわけで来週も何点かは居残りいたしますが、もし居残りをさせて欲しいな、見て見たいな、そんなお品がございましたらどうぞご遠慮なくご一報くださいませ。
今日はご家族ご一同様で江戸小紋をお誂えにいらして下さいましたお客様もあり楽しい一日でございました。春ですね🌸大事な節目をお迎えのご家族がいらっしゃいましたら、どうぞお誘いあわせて皆さまで遊びにいらして下さいませ。
日曜日・月曜日は定休日を頂戴いたします。メールでのお問合せのお返事は月曜日になりますが、どうぞお気軽に送信しておいてくださいませ。
暖かな週末。どちら様も素敵な休日となりますように。
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