2021年6月12日
『自然布織物の会』6/19(土)まで
開催中!
こんな時でしかお目にかかれない、大自然をまとった作品たち、ちょっぴりお嫁入が決まり始めました。どれも一点ものでございますので、もし、迷われていたり、一体全体どのくらいのお値段するものなの?などなど、日曜日・月曜日は定休日を頂戴いたしますが、メールでのお問合せはご遠慮なくお申しつけ下さい。
※期間中の対象商品は「お仕立て無料」または、(お仕立て不要の方には)「10%引き」にてお求め頂けます。お値段その他、どうぞお気軽にお問合せください。
本日は、芭蕉布の八寸帯をご紹介いたします。
芭蕉布「花織」八寸帯
良質な糸芭蕉の100%オーガニックな繊維からつくった糸を織り成した八寸帯です。
《芭蕉布のことが良く分かる癒され動画》を発見しました。どうぞご覧になってみてください
◆喜如嘉の芭蕉布!動画の見られるサイトはこちら⇒喜如嘉の芭蕉布 (bashofu.jp)
*動画を見てから、改めてこちら(↑↑↑)の着尺を眺めて頂くと、ますます、心の底から満たされます!詳細は別ページにて⇒こちらクリックで
本日は、その芭蕉布に花織をあしらった、こちらもまた心に沁みる、八寸帯のご案内です(↓↓↓)
「花織」は、読谷山、首里、与那国など沖縄で生まれた浮き織の一種で、今でこそ日本各地でも花織を取り入れた織物が見られますが、そもそもは沖縄生まれです。タテ糸がヨコ糸を浮かせて小さな■の模様をつくり、それを組み合わせてデザインすることで描かれます。
糸芭蕉を織り成した「芭蕉布」に「花織」を織り交ぜた、八寸の名古屋帯です。
風合い豊かなお色は、島に生息する琉球藍や相思樹、シャリンバイ、マンゴーなどの草木染めです。
シャキッとしたハリと、しなやかさを併せ持つ素材のため、キレイな着姿をつくることができそうです。
真夏の透けるお着物や麻の着物、夏に近い単衣の季節など、上品な花織のデザインは幅広いお着物にコーディネートできます。
越後上布「十字絣」×芭蕉布花織八寸帯
タテ糸、ヨコ糸ともに、苧麻の紡績糸「ラミー糸」で織り上げた、白地に墨色の十字絣「越後上布」です。
重要無形文化財の織物に用いられる苧麻は、手積みの糸を用います。手積みの苧麻は糸づくりだけで気の遠くなるほどの時間と技術を要するもので、その分、織り上がった風合いは比べられないほど、軽くて柔らかく、糸の太さが均一でない分、シャリ感や風合いのとても豊かなものが織上がります。がしかし・・・お値段もとても高価なものとなります。
その代替品として生まれたのが紡績糸(ラミー糸)です。
※苧麻(ちょま)は、麻の洋服に使われるリネンとは違い、白く輝く絹のような白さと強さが特徴の麻です。
ただ、ラミー糸を使用してはいますが、絣つくりや織りは、従来の手法と同じです。
タテ絣1本にヨコ絣2本でキの字のようにみえる十字絣です。一つ一つの絣の微妙なずれが、豊かな表情をつくり、手仕事の良さが十分に伝わる作品です。
白地に墨色の十字絣です。真夏に爽やかな印象を残してくれる、上質な麻着物「越後上布」です。
花織のモダンでスタイリッシュな感じが、爽やかな越後上布と出会って、清涼感あふれるコーディネートになりました。
爽やかで都会的な中に、手仕事や大自然から恵まれた素材の豊かさが伝わる、夏ならではのお洒落です。
重要無形文化財の「小千谷ちぢみ」にあわせてみると。。。
こちらは、少し前にもご紹介をいたしました、「重要無形文化財指定の小千谷ちぢみ」です。
もう、なんてったって、肌ざわりがとても違います!タテヨコとも“手積みの苧麻糸”を用いています。手積みの苧麻糸は、常に高い張力をかける高機では織ることができないため、人と織機が一体となった「いざり機」で、熟練の織子さんが、糸と対話をしながら織っていきます。
そのため、何とも言えぬ柔らかで、軽くて、ふわりと肌によりそう極上の織物がしあがります。
芭蕉布の独特の色合いが、この小千谷ちぢみにとても良く似合いました。
画像ではわかりづらいのですが、反物の真ん中から左右で色合いが少し異なります。お召しになると、優しい色合いに何ともいえず癒されます。
真夏ならではの、避暑地のひと時をお楽しみ頂きたい極上コーディネートです。
来週も引き続き、多彩なコーディネートをご案内して参る予定です。
どうやら、やっと梅雨入りとなりそうですが、ご体調管理にご留意下さりながら、またのんびりとお付き合い下さいましたら嬉しいです。
どちら様も、どうぞ心安らぐ週末をお過ごし下さいますように。
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