2019年2月6日
今年の新作でご紹介中のこちらの名古屋帯。どうしたって手織りでしか織ることのできない帯。何本もの細い糸を撚り箔を織り込み糸づくりからこだわる、何しろこの素材感の風合いと美しさは他にはない作品と言わざるを得ない、この帯。
どんなお着物にあわせましょうか?
やっぱりドレッシーな付下げ、色無地、江戸小紋などの小紋も良いですよね。
うんそうそう、もちろんそうですね。いつものコーデが途端にドレスアップできて、和のシーンばかりでなくモダンな場所にもとってもピッタリのコーディネートが仕上がること、間違いありません。
でも実は、この帯の豊かな風合いは、繊細な紬糸を集めて撚って作った糸に銀箔を織り込んで織り上げられています。ふむふむ紬糸!?だから軽くて絶対結びやすい帯なんです(*^^*)
ということは・・・ほっこりとして美しい、こんな紬織物にあわせてみてはどうでしょう?
来週(2/13-17)ご案内予定の『草木染めの紬』です。
こちらは、新潟県中魚沼郡でご夫婦で染織工房を営まれる松本夫妻「緑風舎」さんの作品です。
緑風舎さんの作品は100%草木染め!この作品は「山紅葉(やまもみじ)」で染めた糸を織り上げています。へぇ~山紅葉ってこんな色に染まるんだ(*^^*)美しい光沢を放つパールグレイのお色です。
緑風舎さんはご夫婦二人三脚、染めはご主人の「松本英利」さん、織りは奥様の「松本文子」さんが行っています。
こちらは「くずし織」という織り方です。個人的には私この「くずし織」が、わりと…かなり好きです(^^; 整然としているのに奥行きがあって、さらに遠目からも味わい深く、色んな人生を歩んで来た大人ならではの味わいというのでしょうか(^^; 特に紬織物の「くずし織」はとっても好き。いかがでしょう?
ということで、コーディネートしてみました!
お着物も帯も、この味わい深い素材感にうっとりします。
ひと味違う手の込んだ仕上がり、パッと見た目の派手さはありませんが、何とも言えぬ豊かな奥行きを感じさせてくれるコーディネートができました。
グレー×白なんてシンプルで地味な色合わせに思われるかもしれませんが、いえいえ、単なるグレーではない草木染めの色合い、くずし織の風合い、そして普通の白い帯では感じることのできない手織りならではの立体感と繊細さ、なのにザックリとした心地の良い肌ざわり。
普段のコーディネートがこんな風に仕上がったら良いな~とドキドキしています。
だからどうぞ、ぜひお手に取ってご覧になって下さいね。
このところ急に気温が上がったり下がったり、しかも週末は雪になるかも?だそうです。何だか、先日生まれたばかりの春が迷子になりそうですが(^^; でも賢い春は確かにちゃんとスタンバイ中!
連休明け、来週は、色々素敵な紬織物やコーディネートをご案内いたしますので、どうぞぜひご予定下さいませ。お会いできますのを楽しみに準備ちゅっ(*^^*)
2/13(水)~2/17(日)
※日曜営業いたします
草木染紬コーディネート会
(併催:白恵泥大島)
*対象商品「お仕立て代サービス」*
どうぞぜひご予定下さいませ。
※2/18(月)定休日 2/19(火)臨時休業
<営業時間>
火・水・木 午前11:00~午後6:00
金・土 午前11:00~午後7:00
営業時間内のご来店が難しい場合、時間外のご予約が可能な場合もございます。あらかじめ、どうぞご相談下さいませ。
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