2019年6月5日
ひとえを紬のお着物で!
えっ?でも真綿の紬ですと暑いのでは?上前と下前がひっついて裾裁きが悪いのでは?と思われるかもしれませんが、本日は単衣仕立てでも快適にお召し頂けている紬の装いをご紹介させて頂きます(*^^)v
三才山紬を単衣で
素敵なお写真が届きました。
三才山(みさやま)紬を単衣仕立てでお作りさせて頂きましたM様です。お仕事関係の会合で、お着物通さんならではの こなれた素敵な装いです。
うふふっ、お着物っていいな~ってシミジミしてしまう色っぽい立ち姿、キュンといたしますね(#^.^#)
※衿の白いラインは名札のお紐です(^^;)
三才山紬は単衣にとてもおススメの素材です。ヨコ糸は手紡ぎの真綿糸、タテ糸は絹糸、そのため裾裁きのストレスがありません。ふわりとしたやわらかな素材ですがスベスベもしていて、とても着心地の良い紬織物です。
三才山紬を単衣でご愛用下さっている他のお客様からも、「ほっこりとした印象を感じて、紬っていいな~と思わせてくれる質感なのに、着るとふわりと軽くて風が通って、こんなに気持ちいいんだってちょっとビックリしました」なんてお声も頂戴しています。
私も単衣で愛用していますが、着れば着るほど裾裁きも良くなり、気持ち的にもうんと気軽、そして何しろ本当にその軽さゆえの涼やかさに驚きます。
三才山紬は100%草木染め、お客様がお召しの格子柄は、栗と渋木と藍で染めた優しい薄藍色の美しいお着物でした。草木染めならではの色合いにも心がしっとり癒されます。
この日はアクアマリンの帯をコーディネート下さり、単衣の季節ならではの清々しい装いが映えるコーディネートでございます。ありがとうございます。
長井紬を単衣で!
山形県長井地方、紅花染めをよりカジュアルにおつくりした作品です。ジャカジャカ着られる単衣の紬、長井紬です。とにかく気軽が心地よいのです。
こちらのお客様の着姿は『おあうらえ写真集』にてご紹介をいたしました。
ひとえの季節は、ちょこっと動くと汗ばんだり、そのせいでシワが気になったり悩ましい季節でございますが、紬のお着物ですと多少の横着は許容範囲だったりしてくれます。さらには、ハリのある紬の織物は体から浮いてくれますので、そよそよと風が通るのも嬉しい心遣いかなと思います。
◆ただ今当店にてご案内中の三才山紬や長井紬、商品ページでは⇒どうぞこちらにて
これからしばらくの間は、日によって気温差があったり、お天気が怪しかったりいたします。こういう季節に大事なのは、こうであるべき!と決め過ぎてしまわないことかと思います。
ご紹介のお客様方はすでに5月中旬から紬の単衣着物をお召し下さっていて、そりゃそうですよね、後半は30度を超えてしまいましたから(^^;)
体調管理の難しい季節にも突入しますので、皆さまどうぞ無理をなさいませぬように、その日のお天気や体調に考慮してお召し物の素材を選んで下さいますように。そして、季節に寄り添うお色づかいやデザイン・図柄をお選び頂ければ、さらに心地よくお過ごし頂けると思います(*^^)v
迷ったらまずはご相談、どうぞお気軽にお待ちしております。
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