2018年8月7日
秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる
藤原敏行
今日は「立秋」。暦の上では秋のはじまりです。関東地方では台風の影響か随分と気温が低くなりエアコンも効きすぎるほど効いてくれております。風の音?台風の風ということですとちょっとドキドキですが、それでも猛暑に一息つけるのはありがたいことでございます。
今朝、毎日通るのにまるで気づきもしませんでしたが、近所のお宅に秋が実りはじめていました。そろそろと色づく頃でしょうか?酷暑の中にも小さな秋の便りが身近になってきたようです。
ということで、そろそろ秋の単衣のことが気になり始めたりいたします。台風が過ぎるとまた猛暑が戻るのかと思うとため息が出ますが、それでも秋はコツコツと近づいてくるのですね♪
当店の江戸小紋は、色柄のオーダーを頂いてから職人さんが染めて、そしてお仕立てを賜ります。そのため、今からご注文頂きますと通常では10月中旬頃の仕上がりとなります(お急ぎの方はお早目にご相談ください)。もしかすると今年も10月はまだまだ単衣で十分なんて気候かもしれませんが、それでもちょっと単衣の時期が過ぎてしまわないか心配されることと思います。でもお店にはすでに染め上がっております反物もいくつかご用意がございます。
たとえばこれ!単衣の季節にも素敵なお柄「青海波」です。
この柄は、通常のオーダー染めをお受けするラインナップにはない柄です。毎年伊勢型紙の職人さんたちが、彫りの技術を残していくため、これぞ!という型紙作品を制作されています。こちらは伊勢型紙「道具彫り」の職人「兼子吉生」の昨年の作品です。型紙を残していくために着物に染めるのはたった一反だけ。つまりこれだけ!
不思議な陰影のある青海波です。寄せては返す波をイメージした微細で美しい型を、深みのある濃紺色で染めて頂いています。
「青海波」は古くは「静海波」と書いたそうです。静かな大海原をイメージした文様で、端正な美しさがとても魅力的です。お盆を過ぎると海に入ってはいけない!なんて昔々に言われたものですが、海には神秘的で人の想像が及ばない魔法の力が存在しているのですよん。大自然とともに生きる私たちは、畏敬の心を込めて、母なる海を身にまとってみるのも素敵ですね。
コーディネートには、(しつこいですが💦)今週いっぱいで終了いたします「夏セール」の夏単衣帯をあわせてみました。
織楽浅野名古屋帯「細波」
この帯は、真っ白でないところが大人っぽい上質感を感じさせてくれて、とても素敵なのです。奥行きのある優しい波模様にふわりと心を預けてみたくなります。
この帯、とにかく重宝するとても良い子な帯だと思います(*^^*)
お食事会や普段のお出かけはもちろん、プチフォーマルな場所にもお出かけ頂けるコーディネートです。
さて、台風はどうなったのかな?なんとお天気予報を眺めてみると・・・明日から明後日にかけて関東上陸とな(@_@。むむむっ、どうしよぉ~。やや不安ではありますが、ピークは明日の夕方夜からとのことで、明日ご予定下さいますお客様は、どうかお早目にお出かけ下さいますように。
猛暑に台風に、危険な夏となりましたが、どちら様もどうかお気をつけてお過ごし下さいますようにお願いいたします。
*お店の夏休み*
8/12(日)~8/20(月)
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