2020年4月30日
晴れ晴れとしたお天気が続いています。例年なら、そろそろ単衣でもいいぐらいですね、なんてお話をするところですが、今はもう少し辛抱の時。でも気持ちだけは晴れやかに!本日は清々しい文様の江戸小紋をご紹介しようと思います。
地型「松葉」文様
実はこの文様は、以前に宮沢りえさんが雑誌の表紙でお召しになられていたことがあり、当時大変に多くのお問合せを頂いた文様でもございます(*^^*)
こぼれ松葉が敷き詰められた文様です。
白い部分が多いのは「地型」という型紙を用いているからです。
「地型」とは、本来は色が染まる部分(「地」になる部分)が白く抜けており、地色が染まらず柄のみが浮き上がる、つまり「地」になるハズの部分が彫ってある、という型紙を用いて染めています。
すると繊細な松葉のラインだけ残っている型紙ということになり、この型の場合の地色は松葉の部分のみに染まります。考えてみれば、それはもう彫るのも染めるのも大変です。
松葉は、古く都都逸(どどいつ)では、「枯れて落ちても二人連れ」と唄われています。
そんな心和む意味合いや、このユニークで清々しい染め上がりも大変に人気で、これまでも多くの方におあつらえを頂いてまいりました。
その一部はこんな感じでございます。多くの江戸小紋の文様の中でもひときわ目を引くデザインです。
地色が白いので、裏も染めて単衣でお召し頂くのにも適しています。
お客様おあつらえ写真集にご協力くださいましたお客様
※ボルドー色、八掛にもこだわって袷仕立でお誂えのお客様⇒こちら
※青空の色、ひとえで裏を染めてお誂え下さいましたお客様⇒こちら
※お気に入りのターコイズブルーでお誂え下さいましたお客様⇒こちら
皆さまなら、どんなお色でお染めになられますでしょうか?
当店の江戸小紋は、一部の反物をのぞき、色と柄をご指定頂いてオーダーにておつくりしています。いつもは店内で豊富な色柄見本をご覧頂けるのですが、ご来店頂けない今は(↓↓↓)
◆お家にいながらにして届く「江戸小紋のお試し染め」というサービスをいたしております!こちらもどうぞお気軽にお問合せ下さいませ。
4月最後の日を素敵なお天気で締めくくれるのは嬉しいことでございます。ままならぬ日々にも小さな幸せをコツコツ見つけて過ごしてまいりましょう。
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明日から風薫る5月!きっと素敵な季節になりますように(*^-^*)
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