2023年2月8日
2/14(火)~23(祝・木)
大島&琉球織物コーディネート展
を開催いたします。
本場大島紬(白大島・泥大島・色大島)
琉球織物(琉球絣・花織着尺・久米島紬など)
花織の帯、琉球紅型の帯
ということで、全て揃うのは2/14(火)でありますが、着々とお品が到着してきております。本日より、期間中ご紹介する作品たちを、できる限りたくさん、ご披露させて頂きたいと思います。
多すぎて見るのが大変💦と思われるかもしれませんが、記事の最後にはコーディネートもしております。どうぞ頑張って、下までスクロールしてご覧くださいませ(*^^*)
本日ピックアップしましたのは
“技ありの本場大島紬”
幻となりつつある「12マルキ」や「一元絣」、希少な「9マルキ」、そして160亀甲入りのデザイン性豊かな白大島などをご紹介しつつ、花織や紅型の帯とのコーディネートをしてみました!どうぞ、ゆっくりご覧くださいませ(*^^*)
さて、早速ご紹介してまいります!
・マルキはタテ糸に入る絣の割合で、数字が大きくなるほど絣が緻密になります。現在では、細かい絣で7マルキ。9マルキ以上は希少なお品になります。
・絣の形は、風車型の「一元」式と、Tの字型の「片ス」式がありますが、表記のないものは片スです。一元は大変希少になりました。
本場大島紬は繊細な絣模様が特徴です。本日ご紹介しますのは、大島らしい絣のだいご味を味わって頂ける、技あり大島です。お仕立ては袷でも単衣でもお好みで。
白大島(7マルキ・160亀甲)ねじり梅
華やぎのある愛らしい白大島。梅の花は亀甲絣で織り出されています。反物の端から端まで並べると160個という細やかな亀甲絣です。ふわりとした風を感じる、たおやかな白大島です。梅の花だから春しか着られません!ということはありません。袷でも単衣でもお好みで。
白大島(7マルキ・160亀甲)色紙乱舞
こちらも7マルキに160亀甲絣が織り込まれています。縁取りのある3つ重なった色紙が亀甲絣です。陰影があり、ユニークでデザイン性豊かな白大島です。身にまとうと意外にも美しく馴染み、帯合わせを選ばない着回しの良さも魅力です。
白大島(7マルキ・160亀甲)短冊
こちらも7マルキ160亀甲入りの白大島。タテ縞の中の短冊には、織り方を変えて横段上に絣が織り込まれています。大島の絣柄を味わって頂きつつ、すっきりとしたモダンな印象が素敵です。
白大島(7マルキ・160亀甲)秀麗雪輪
白大島の部類ですが、薄鼠色に糸を染めて織られています。雪輪の中に亀甲絣。味わい深い陰影を感じる雪輪模様が楽しい大島です。汗ばむ単衣の季節にヒンヤリとした雪輪柄も心地よいかなと思います。
泥大島(12マルキ)立涌に花
今回この一点のみの「12マルキ」!12マルキの絣を織り込むためには、糸をうんと細くしないとできません。通常の大島紬よりもタテ糸が200本多くなっています。でも、他の反物と比べると、この細さ。これほど糸が細いということです。
そして、さすが12マルキの絣模様。誠に美しい模様の優雅さに息をのみます。部分的に「総絣」も用いて、デザインの奥深さを存分に堪能頂ける、逸品本場大島紬です。
泥大島(一元・7マルキ)小中絣
こちらは希少な絣「一元(ひともと)」式の絣です。アップで見ると風車のような井型の絣模様が見えるでしょうか?そのため、絣がしっかりと主張してくれて、粋で可愛らしいデザインが魅力です。なかなか見ない絣模様のデザインも素敵で、お召しになると、心ときめく心地よさです。
泥大島(一元・7マルキ)蚊絣
こちらも「一元式」です。細やかな蚊絣ですが、一元式の絣のおかげで、繊細な蚊絣が情緒豊かに整然と並ぶ様子も圧巻です。薄茶色の色糸を混ぜて、遠目にもほんわかとしたと緻密な絣に惚れ惚れとします。
墨紺色大島(9マルキ)麻葉八福
人気の麻の葉模様を9マルキで織り出した、美しい仕上がりです。こちらは墨紺色の染料で染めた糸を用いています。安心してお召し頂ける麻の葉に、墨紺色の明るさと若々しさが魅力的に織り上がっています。
*本日のコーディネート*
《白大島「ねじり梅」×首里ロートン織》
可愛らしいコーディネートになりました。
首里ロートン織は、数ある浮き織の中でも気品のある仕上がりが魅力です。裏表両面ともにタテ浮織となっていますので、もっこりとした感じもなく、スレンダーな帯結びが決まります。全通柄の帯です。
《泥大島「蚊絣」×琉球紅型》
細やかな蚊絣は無地感がありますので、こんな華やいだ紅型の帯も良く似合います。風情のあるコーディネートです。沖縄で愛される花ブーゲンビリアに蝶の舞うデザインは、紅型作家の津田かすみさんの作品です。
《泥大島「立涌に花」×知花花織》
逸品大島に何を合わせようかな?と思案して、すっきり感のある知花花織の帯をあわせました。知花花織はお花のような可愛らしい花織が特徴で、楚々としているのに愛らしい、そっと華を添えてくれる感じが素敵です。六通柄です。
こんな感じで、本日より、とっても盛りだくさんにご紹介を始めさせて頂きます。
全てのお品は、2/14(火)の午前中に揃う予定です。明日は寒さが厳しくなりそうですが、南の島からの便りで心を温めて、明日も精力的にご案内をさせて頂きたいと思います。
どうぞぜひ、楽しみにお訪ね下さいませ。
※お値段は、ご遠慮なくお問合せ下さいませ。
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