2019年5月17日
さて本日からこちらのブログでは、5/21(火)~25(土)「今年の“夏”のおしたく展」にてご案内予定の素敵なお品たちをご紹介してまいろうと思います(*^^)v 本日よりコツコツご紹介していまいりますので、気になるお品がございましたら、お値段などどうぞお気軽にお問合せ下さい。
5/21(火)~25(土)“夏”のおしたく展
早速でございますが、あこがれの夏の透ける織物、夏大島と夏黄八がやってまいりましたので、ご紹介させて下さい。
夏の織物は「透け感」が何しろ美しい!この透け感が夏の着物姿をより色っぽく涼やかにしてくれる、お着物ライフを始めたら、ぜひお袖を通してみたい夏のお着物です。
でも、夏大島と夏黄八では肌さわりがまるで違います。本当は言葉でお伝えするのがとても難しく、ぜひお手に取って触れて頂きたい作品たちです。
夏大島「波文にアメンボ」
夏大島は、何と申しましても独特のシャリ感が魅力です。
夏の大島は駒撚糸と呼ばれる撚りをかけた糸を用いて織り上げられています。そのため肌に密着することなく心地よい着心地が体感できるのです。またその撚りをかけた糸をタテヨコすき間をあけて織ることで素敵な透け感をも作り出しているのです。
今回ご紹介いたしますのは「波文にアメンボ」の愛らしいデザインの夏大島です。パッと見た目は可愛らしい蚊絣にうずまき模様しか見えませんが、よくよく見るとアメンボが泳いでいます。
「アメンボ」は関西では「みずすまし」と呼ばれます。皆さまにはどちらの呼び名に親しみをお持ち頂けますでしょう。夏になると池や川の水面をスイスイと泳ぐあの「アメンボ(みずすまし)」。風が吹いたりすると立つ波のなすがまま、それでも水面でスイスイ身を任せている姿はちょっぴり羨ましいです。
あめんぼうは漢字では「水馬」と書き、どうやら人気上昇の縁起の良い名前なのだとか(*^^*) 波に乗って決して沈まずスイスイと、今年の夏も乗り切ってまいりたいものでございます。
夏大島×友禅夏帯「萩に流水」
シャリシャリの心地よさと波や流水柄の涼やかさ、夏ならではのコーディネートでございます。絣模様の夏大島はちょっぴり憧れ、夏が待ち遠しいです(#^.^#)
夏黄八
黄八丈はご存知のあの目に鮮やかな山吹色のお着物を思い浮かべられるかと思いますが、黄八丈は100%八丈島に自生する植物による草木染め。山吹色ばかりではなく、茶褐色の鳶色や漆黒の黒色も特徴的なお色です。
八丈島にてたった一軒となった黄八丈の染織工房「西條吉広」の工房で本場黄八丈と同じ方法で染めた糸を用いています。そして、織りは夏織物を得意とする小千谷にて織り上げているという共同作業の作品です。
細い強撚糸を粗い密度で織ることで、素晴らしい透け感が実現されています。夏の織物といえばシャリシャリ感が特徴のはず、ですがこちらは絹のしなやかでやわらかな肌ざわりと程よいハリ感が特徴的で、軽くて薄くて心地よい、涼感たっぷりの質感をご体感頂けるお着物です。
とても高価な黄八丈ですが、小千谷にて織機で精密に織りを仕上げています。憧れの君にも手が届きそうでございます。
夏黄八×友禅夏帯「露芝」
情緒たっぷりの夏友禅の帯をあわせてみました。夏の透ける黒、縞模様は褐色色なのですが画像ではグレーになってしまい申し訳ないです。ぜひ間近でご覧頂きたい作品です。
だって、夏の透ける黒、ちょっと憧れだったりしませんか?
シャリシャリとした帯地に風情たっぷりの夏草、キラキラと水滴のように見える露が涼感を誘います。
透ける織りのお着物は、6月中旬~9月中旬頃まで、夏の盛りを心地よく、見る目をうんと涼やかに、夏を楽しむお着物でございます。
カッコよくて愛らしい、素敵な夏のお着物ライフを!どうぞぜひ、ご計画下さいませ。
*5/21(火)~25(土)*
~今年の“夏”のおしたく展~
<営業時間>
火・水・木 午前11:00~午後6:00
金・土 午前11:00~午後7:00
(定休日:日曜日・月曜日)
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