2019年5月30日
カラッとした良いお天気でした。このところ急に暑くなったり朝晩の気温差が大きかったりで、お風邪をお召しの方もあるようです。皆さま大丈夫でしょうか?
間もなく6月、いよいよ正真正銘の夏がやってまいりますね。
本日は、先週の「夏のおしたく展」には間に合わなかったのですが、憧れの夏大島をご紹介したいなと思います。
夏の織りのお着物、色んな織がありますが、中でもやっぱり特別な夏大島。夏の織りものは、シャリ感と透け感が特徴的ですが、手織りの夏大島のシャリ感はしなやかなシャリ感です。撚りが強すぎるとハリがあり過ぎてしまうところ、熟練の職人さんがちょうど良いあんばいで撚り具合を調節する、その柔らかな風合いに触れる度、心打たれるお着物です。
また、そのしなやかなシャリ感のおかげで肌に触れるとヒンヤリとした涼感を感じさせてくれます。雨に強く縮むことなく、まさに、蒸し暑い日本の夏に適するお着物です。
※こちらの記事でご案内いたします「夏大島」2点は、来週の土曜日まで店内でご案内いたします。お値段その他、どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。
夏大島「流水に蜻蛉」
黒と藍色の蚊絣に流水と蜻蛉(とんぼ)が描かれています。
濃いお色目の夏着物は透け感がとても良くわかります。特にハリのある織のお着物は、お召しになると、お袖や胸元などは長襦袢からお着物がふわりと浮いて、涼しそうな透け感がたまらなく美しいです。
夏大島は、6月20頃~9月10頃のご着用がおススメのお着物です。まさに、日本の夏を楽しむ着物。今年の夏は着物を着たい!そう思われましたら、どうぞ素敵な選択肢の一つに加えてみて下さい。なかなかに諦めがたい、素敵な夏の装いです。
「流水に蜻蛉(トンボ)」
清らかな川のせせらぎに太陽の光が降りそそぎ、川面がキラキラ輝いて、その上を気持ちよくトンボたちが飛びかう姿は、日本の夏の風情たっぷりの情景です。
トンボは幼い頃から身近な昆虫でしたね。止まっているトンボの目の前で指をクルクル回すとトンボが目を回して捕まえやすくなる!と言われて何度がチャレンジしましたが、トンボはいつも素知らぬ顔でヒューと飛んでいってしまいました(^^;
夏という季節ほど、懐かしい思い出がよみがえる季節はないようにも思いますが、その思い出のほとんどは、のどかで無邪気な思い出です。皆さまの夏の思い出は、いかがでしょうか?
夏大島×本麻羅八寸帯
真夏におススメ、生成りの本麻の羅織八寸帯です。透け感たっぷりの気軽な帯をあわせて、夕涼みがてらお食事にお出かけはいかがでしょうか?そうそう、川床も花火大会も素敵です(#^.^#)
先週から引き続きこちらのグレージュ色の夏大島も展示販売中です。
夏には、濃いめの色と淡い色、どちらにしようかとても悩みます。ひんやりとした粋なお洒落を濃い色で、優しい涼感を淡い色で、楽しい夏を妄想してしみませんか?
夏大島「波紋にアメンボ」
夏大島×友禅夏名古屋帯
ところで皆さま、良く眠れてますでしょうか?
このところ昼間の暑さが体に残り、疲れのせいか寝不足です。常に寝不足の身の上ですが季節の変わり目には敏感になるお年頃、どうぞ皆さま、ご無理なさらずに気持ちゆったりと夏を迎えるご準備を始めて下さいますように。
今年の夏が心豊かな夏となりますように、どうぞお気軽にご相談下さいませ(*^^)v
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