2019年6月19日
今日はジリジリと気温が上がり、お空はちゃっかり夏気分でカラリとした笑顔を振りまいていました。梅雨がひと休みしている間に何しよう?なんて、今日はお着物でお出かけ下さるお客様も多くて楽しい一日でございました。皆さまのお住まいのところではいかがでしょう?
ただ今お店では~6/22(土)まで
綿・麻・自然布&伊勢型紙ゆかた展
店内では、夏空を見上げて太陽にご挨拶したくなる夏のお着物たちをズラリとご紹介中です。その中から本日はまず、透け感たっぷりの清々しい「夏塩沢」のコーディネートからご紹介しようかなと思います。今日もどうぞゆっくりお付き合い下さいませ(*^^)v
夏塩沢×紙布八寸帯
どちらも期間中限定にてご案内しておりますお品です。
夏塩沢は、駒撚りの強撚糸が用いられることで肌からふわりと浮く気持ちの良い「シャリ感」、そして細い細い撚り糸を粗く織り込むことでできる清々しい「透け感」が魅力のお着物です。ハリのある美しい透け感とシャリシャリとした触感は蒸し暑い日本の夏だからこそ生まれた織物なのかと思います。
淡いベージュ色に細やかで可愛らしい絣柄が織り込まれて、しっとりとした情感漂う大人の夏着物です。
麻の織物技術を絹織物に生かし、夏を知り尽くした産地だからこその作品です。
細やかな絣柄がイチニサンと心地よく足踏みしてくれます。素朴な愛らしさと癒され感がたまりません。
コーディネートの帯は紙布の八寸帯です。紙布は字のごとく、手すきの和紙を細かく裁断して紙糸にして織り上げられています。独特のつなぎ節が紬のような風合いを感じさせてくれるのも心地よく手嬉しいです。
自然布の帯を色々と眺めていますと、身の回りの自然の恵みを糸にして織る、その繊細で匠な手技のみならず、自然に寄り添い助け合う先人たちの豊かなセンスに胸がトキメキます。
夏のみならず単衣の季節にもお召し頂けます。帯芯のない八寸の気軽さと自然由来の心地よさを存分に味わって頂ける帯です。
夏塩沢×帯屋捨松八寸帯「波濤」
蚊絣を色絣にするとこんなにモダンになるのです。遠目には墨紺色に見えます。透ける濃地の涼やかさが目にしみるお着物です。
※以前の記事でも同じコーディネートをご紹介しております。夏塩沢についてもご説明しておりますので、お時間がありましたら、どうぞこちらにて⇒こちら
ゆかたや綿麻のお着物~夏のやわらか着物までコーディネートの幅も広く、夏の間じゅう何度も出番を迎えることができる「帯屋捨松」人気の夏八寸帯です。
そして
本日のご紹介する浴衣は「菊唐草」
菊尽くしに唐草があしらわれた華やかな夏らしいデザインです。
伝統的な菊唐草の柄は華やかであってもお召しになるとホッと心が落ち着きます。清々しい藍色と元気な黄緑、たとえば親子でお召し頂いても素敵です。どちらがどちら?想像してみるとちょっぴり楽しいペアルックですね。
コーディネートの帯は、お気楽にお召し頂ける麻100%の八寸帯です。麻織物の伝統的産地「秦荘(はたしょう)」の帯です。土曜日までお色違いを色々ご案内しております。
こちらは刈安色!「秦荘本麻八寸帯」商品ページにてご案内しております⇒こちら
この時期は夕方になると西日が眩しく差し込んできます。思えばお店の窓は西向きなのでした。ご来店下さっ方はご記憶にあるかもしれませんが、4時頃になると窓の障子を少し閉めたりしています。眩しすぎて目があけられない、なんて日もあり、今日はそんな日でした。
西日が元気ですと夕焼けがきれいなのかな?明日も晴れるのかな?なんて気持ちが浮き立ちます。お日様は暮れる前が一番赤くて大きいのだそうです。そんなことを実感できる嬉しい季節でございます。
陽が落ちるとまだまだ過ごしやすい時期、夜は窓を開けて寝ると風邪をひきそうです。どちら様もどうぞご体調管理にお気をつけてお過ごし下さいますように。
明日も元気にお会いできますのを楽しみにお待ちしております。
6/22(土)まで
綿・麻・自然布&伊勢型紙ゆかた展
<営業時間>
火・水・木 午前11:00~午後6:00
金・土 午前11:00~午後7:00
(定休日:日曜日・月曜日)
お問い合わせはこちら