傘を、お忘れなく傘を、お忘れなく

2019年6月28日

傘を、お忘れなく

毎年この時期に必ず一度はご紹介する、こちら、江戸小紋「傘」文様です。

未だに一度もご注文染めをお受けしたことのない、「傘」。

年々撮影が上手になって、今年はちょっぴり哀愁の漂う画像が撮れました(^^;)

このところ毎日傘を持ち歩いて暮らしているようですが、傘は何も雨や陽射しを防ぐばかりでなくて、降りかかる余計な災いから身を守ってくれる、お守りのような存在でもあります。だから、古くから江戸小紋の文様にも愛されてきたのですが・・・

未だ、どなたからもご注文を頂いたことがありません(-_-;)

 

しかし、もし、傘がなかったら・・・

 

井上陽水さんのあの有名な曲「傘がない」を思い出してしまいました。あの曲ご存じでしょうか?「行かなくちゃ、君に逢いにに行かなくちゃ」なのに「傘がない」という歌詞です。

「君のこと以外は何も見えなくなる、それはいい事だろ」と続き、でも「傘がない」。

それで・・・ホントに行かなかったのかどうなのでしょうか?なんだか、泣きながら結局行かなかったんじゃないかって思ってしまうのですが・・・どうなのでしょう。

 

平安の御代でも、悩んでいる殿方がいらしたようで、かの有名な物語「伊勢物語」の中にこんなお話があります。

殿方からの手紙「雨が降りそうなので行こうかどうしようか迷っています、私に運が向いていれば雨なんて降らないでしょうに」と、つまり雨が降ってるから行くのよそうかなって思って・・・なんて煮え切らないことをおっしゃっているのですが、その手紙への返歌はというと・・・

かずかずに思ひ思はずとひがたみ
身をしる雨はふりぞまされる

あなたが私のことを思ってくれているのかどうか直接お尋ねできそうにないので、この雨に聞いてみることにします。激しさを増す雨は、私は思われていないと知らせているようです。

なんて歌を受け取った殿方、ヤバいって思ったのか、やっと意を決し猛ダッシュで駆けつけました。(*^^)v

 

もし、傘がなかったら・・・

 

「全員に傘ゆきわたる孤島かな」(永末恵子)

孤島に漂着した人々にまず「傘」が配られた?なんて俳句です。

 

もしかすると「傘」は、恋も命もつなぐ、とてつもなく大事なアイテムなのかもしれませんね。

 

しばらく傘が手放せないお天気のようです。こんな季節には、どうぞゆっくり、江戸小紋のお誂えご相談もお待ちしております(*^^*)

※江戸小紋のおあつらえ「傘文様」ご案内ページ⇒こちら

 

<営業時間>

火・水・木 午前11:00~午後6:00

金・土   午前11:00~午後7:00

※7/25から木曜日午後7時まで営業します

(定休日:日曜日・月曜日)

お問い合わせはこちら

検索

つれづれ日記「恋衣」について

つれづれ日記「恋衣」
について

店主ブログでございます。
お店でご紹介しているお品や楽しい催事のことはもちろん、お着物周りのお話から、日々思うことや趣味のお話まで、徒然なるままに綴っております。
“恋衣(こいごろも)”とは忘れられない恋のこと。気になるお品やお話などがありましたらどうぞお気軽にお問合せ下さいませ。

旧ブログ
「店主のつれづれ日記」はこちら

お問い合わせはこちら

カテゴリー

おあつらえバナー

カレンダー

2019年8月
« 7月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

Twitterタイムライン

Instagramフィード