伊勢型紙「道具彫り」の江戸小紋伊勢型紙「道具彫り」の江戸小紋

2018年11月7日

伊勢型紙「道具彫り」の江戸小紋

今日は「立冬」です。暦の上では今日から「冬」が始まります。実際は紅葉シーズンもこれから盛り上がり始める頃で秋本番でございますね。とはいえ、冬の匂いもどこからか・・・これからは油断大敵、お風邪など召されませぬように、元気な年末へ向かって Let’s go!

さて本日は・・・

少し前(10/26)の記事『いつでも、選んだり試したりオーダーしたりできる江戸小紋』に意外にもご反響を頂きまして誠にありがとうございます。(記事は⇒こちら

思えば、こちらの新サイトを立ち上げてからというもの『おあつらえ江戸小紋 染一会』のサイト(https://www.someichie.jp/)をご訪問下さることが減ってしまったとか、そういえば染一会さんを知ったのは江戸小紋を探していたからだった!忘れかけてました(^^;なんてお声もあり、なんとなんと、それはいけません!と思い直し、朝からシゲシゲと江戸小紋サイトの見回りをしておりました。

しかしよくもまあ、こんなにたくさんのページを作成したものだと我ながら感動してしまいますが、こうなりますと、なかなかリニューアルには着手できませんもので、画像なども下手くそなものも多く、またスマホサイトがご用意できないなど、申し訳ないです。ただ自力ではどうにもできずに今のところ現状維持なので、もしよろしければPCでは見やすいかと思いますので、どうぞお暇な時に覗いて見て下さい。

今日はその中で、あっ、このことまだ書いてない!と気づきましたことをこちらにも書かせて頂こうかなと思います。

「おあつらえ江戸小紋」のサイト内に『江戸小紋のお話あれこれ~文様のお話』というページがございます(⇒こちら)

思えば、こちらの記事の更新が何年も怠ってしまっております。。

ということで、今日は、伊勢型紙「道具彫り」の型紙で染めた江戸小紋たち、をご紹介してみようと思います。

こちらは時々ご注文頂きます「桜」と梅」。どちらも道具彫りの型紙で染めた江戸小紋です。

『道具彫り』とは、型紙を彫る刀(彫刻刀)の刃先を、花びら・扇・菱形・角・米粒・幾何学文様など型の文様にあわせて作り、その刃を型紙にあてて彫りぬいていく技法です。例えば「桜」の文様では彫刻刀の刃先を一枚の桜の花びらの形に作ります。その刀を用いて型紙を一突きで彫りぬいていくのです。花びら一枚一枚をそうして作っていきますので、何度も何度も花びらを彫りぬいていきます。なんだかやっぱり気が遠くなりそうですが・・・。

さらには、その彫刻刀(道具)も職人さんが自ら作ります。なので職人さんは彫る前にまず今まで作った何百もの道具の中でふさわしい刃先の道具を選ぶか、なければまずその道具を作ることから始めなけれななりません。いかに良い道具を作れるかが、とても重要なのです。

このようにして彫る技法を伊勢型紙「道具彫り」といいます。

こちらは「千鳥」文様の江戸小紋。この千鳥の文様は私もとっても好きで、可愛らしく縁起の良い千鳥は今までも何度がご注文を頂いております。この型紙も道具彫り「千鳥」の形をした道具で彫りぬいて作られています。

江戸小紋千鳥柄

宝尽くし文様です。宝尽くしは、お宝の一つ一つをもう少しリアルに表した「錐彫り」の宝尽くし(こちら)が人気ですが、この「道具彫り」宝尽くしも一つ一つが可愛らしくてちょっと捨てがたいのです。なんと今までご注文を頂いたことがありませんが、いかがでしょうか?ぜひ今度実物をご覧になって見て下さい。

江戸小紋宝尽くし

菊と桜文様です。桜の花びら、菊の花びら、そして葉っぱも、全部道具を変えて彫りぬいて仕上げた型紙を用いています。細やかなシルエットでも、菊と桜だ!ってわかるところが素敵です。抽象的で細やかな柄の江戸小紋は、桜は春だけ菊は秋だけ、なんてことは気にして頂くことはございませんが、それでもどうしても気になる方には、春も秋も満開のお花畑はいかがでしょう。

江戸小紋菊と桜

ということで「おあつらえ江戸小紋」のサイトにも反映してまいりたいと思いますが、今回のご反響を頂戴しての反省を踏まえ、今後はこのブログでも「江戸小紋」のお話を時々いっぱいさせて頂こうと思います。

当店では、お一人お一人のご要望にお応えしてお好みのお色でオーダー染め(おあうらえ染め)を承っております。江戸小紋のおあつらえ染めは、染めに1~2カ月を頂戴いたします。その後お仕立てとなりますので、おおよそ3カ月ほどの期間を見て頂くとご安心ですが、もしご着用日がお決まりでお急ぎの方はどうぞご相談下さいませ。

あっそういえば、先日のブログ記事で「江戸小紋のご注文がなくなったり職人さんが引退されたら・・・私、お店閉めるもん!」な~んて書いてしまい…職人さんをビックリさせてしまいました。申し訳ございません・・・m(__)m 

本当は先のことなど何にも考えていないのですが、始まりがあれば終わりがあり、そんな日はいつの日かやって来るのだろうと思います。でもでも、今しばらくは、毎日毎月をそして毎年を、皆さまにお会いできますのを楽しみに過ごしてまいりたいと思っております(*^^*) 

表参道のケヤキも随分と彩りを増してまいりました。心地の良い秋の日に、ぜひお目にかかれますのを楽しみにお待ち申し上げております(^_-)-☆

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