2023年11月22日
閉店後3週間が経ち、ようやく気持ちが鎮まって、まだまだたくさんお待たせをしている仕上がり納品の仕事に勤しんでおります。まだかな、まだかな、とお待ちくださっています皆さまには大変申し訳ございません。
最後のお買い物のお届けご案内は12月に入るかと思いますが、どうかもう少し気長にお待ち頂けますよう、何卒よろしくお願いいたします。
ただ今は、9月のコート展にてお求めくださいました羽織コートの仕上がり納品を順次ご案内しております。
毎年開催してまいりました羽織コート展でしたが、今年はちょっぴりいつもとは違うワクワクなご注文がありましたので、ちょこっとご紹介してみようかな、と思います。
と申しますのは、今年はこんな「被布衿」という、お着物通さんならではの素敵なご注文を頂きましたのです。
長いこと営業してまいりましたが、コートと言えば、道行衿、道中着衿のご注文がほとんどでした。でも、なぜだか今年は「被布衿」。
どちらのお客様も、お着物歴がとても長くていらっしゃって、これから益々豊かで充実したお着物ライフを過ごしていかれるお客様です。
なるほど、なのです!私も個人的に被布衿コートがとても作りたくなってしまいました。そうですよね、年齢を重ねるからこそ楽しめることっていっぱいあるのです。そんなことを最後のコート展で教わりました。
*刺繍絵羽コート「双葉葵」*
9月のコート展でおみそめ下さり、お急ぎ仕立てで納品直後にご披露下さいました着姿です。お客様曰く「お中臈のお宿下がり」(*^^*)だなんて、ホント!ドラマに登場しそうな素敵な仕上がりでした。11月の良き日にお召し下さり、周りの皆さまにもうんと褒めて頂けたとのこと。お着物がとてもお好きで、お洋服姿を拝見したことのないお客様です。最後のご注文が被布衿コート、とっても嬉しくてウルウルしています。ありがとうございました。
*小紋地「松風」*
チョコレート色のこっくりとした地色に、勝虫を思わせるような松葉模様の小紋を「被布衿」コート仕立てでお作りしました。ビターチョコにピンク色が大変に色っぽくて、私も好きな色柄の小紋でした。お求め下さる時に、迷わず「被布衿」をご注文下さり、ドキッといたしましたことを良く覚えております。先ごろ納品したばかりです。お着物通なお客様の着姿を想像して、うっとりしておりますところです。江戸小紋好きでもいらして下さったお客様です。ありがとうございます。
きっと皆さま、これからず~っと長くお着物と親しんでいかれることと思います。
ことに、仕事や子育てが一段落する世代のお着物ライフは、年齢を重ねるほどに、着物が心身を心地よく包んでくれることを実感されるのではないかと思います。
どちら様も、これからの装いをお選びになられます際には、どうか、今の自分の「心地よさ」を大切に、決して無理をなさらず、好きを大事に、楽しんでいかれますように。
当店でお誂え下さいましたお着物や帯が、ずっと末永く皆さまのおそばで幸せを紡いでいってくれますことを、心よりお祈りしています。
ところで、そろそろこちらのサイトは「さよなら」の時が近づいてきておりますが、新たな旅ブログ「ほわもわ」では、晩秋の山旅を掲載いたしました。そろりと冬が近づく昨今であります。どうか、ご自愛下さり、色づく秋を楽しんでお過ごしくださいますように。
★ほわもわ「晩秋の月居山~袋田の滝」→https://howamowa.com/?p=29545
☆「ほわもわ」インスタも始めてみました→こちらで(*^^*)
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お店は10/31に閉店しています
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