2018年7月4日
湿っぽくて蒸し暑い一日でした。暑さに加えて湿気の多い日本の夏!いかがお過ごしでしょうか?
蒸し暑さに対抗するには!ということで、本日は、やっぱり麻、中でもシボがしっかりとして発汗性抜群の「小千谷ちぢみ」を、爽やかに清々しくコーディネートしてみたいと思います。
小千谷ちぢみ「かすみ」
夏の綿浴衣も楽しいですが、発汗性の高さや裾さばきの良さでは麻に軍配があがります。大人の街歩きには浴衣よりも麻の方がちょっぴりお洒落さんに見えますね。だから真夏の麻は大人気。特に「ちぢみ」の織物は、ご自宅洗いにアイロンいらず、そんな手軽さもあり、浴衣がわりにもとても重宝する真夏着物でございます。
こちらの「かすみ」柄は、ヨコ糸の色合いを工夫して、ほのかな色のグラデーションがとても可愛らしくて美しい、単なるヨコ縞ではない「かすみ」模様を織り出しています。爽やかなブルー系と清々しいグリーン系、強い日差しの下ではより一層透け感があり本当に美しいお着物です。
本日は、気持ちが良いほど涼感弾ける八寸帯をコーディネートしてみたいと思います。
紗八寸帯「倭紗段文」
波模様のクネクネした織り目の中に、銀糸が織り込まれています。光を浴びると銀色が輝くことで、氷の輝きのようなヒンヤリ感がとても素敵な八寸帯です。透け透けの紗の織り目も涼やかで、もちろん軽くて夏のストレスをグッと減らしてくれる心地の良い帯です。
グリーンー系の「かすみ」にターコイズブルーの帯締めを入れてみました。楽しい夏のカジュアルな装いが華やぎます。
ブルー系の「かすみ」にはしっとり亜麻色の帯揚げで大人っぽく、そして帯締めの房が紅色なのは、ちょっとご愛敬です。
夏の装いって、本格的に暑くなってはじめてやっと、あっそうなんだ、こんな感じで暑いんだ!なんてハタと気づいたりいたします。毎年のことですが、気づく頃にはもう7月中旬下旬だったりして、あ~今から仕立てても夏の盛りを過ぎてしまうぅ、、また来年?なんて言っている間に何年も経過してしまったりして・・・失った夏は数知れず(^^;)なんてことありませんか?
でも、今年は早い梅雨明けのおかげで、今からお仕立てすると8月初旬に間に合います(*^^*)
花火大会や納涼会、ご家族でのお出かけや、ご友人との再会、色んなカジュアルシーンに気軽なお着物をお召しになりませんか?
洗えるお着物ですから、下着や長襦袢も洗えるもので、そしてあまり難しく考えないで、長襦袢なしで浴衣がわりにお召しになられても大丈夫!だって何しろ~夏は自由で開放的でなくちゃ夏じゃないですものね(*^^*)
※小千谷ちぢみのお値段はどうぞお気楽にお尋ねください。
どうやら明日は雨になりそうです。雷雨に見舞われる地域もあるようで、夏の雨はとんでもなく激しくなったりいたしますので、どちら様もどうかお気をつけてお過ごし下さいますように。
そうそう、麻の「ちぢみ」織物は、雨に濡れても安心なのです(^_-)-☆
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