2019年6月6日
夏をどうしたら涼しく過ごすことができるのか!?
毎年のことですが、夏の暑さを想像するとため息が出ます。そんなお声が聞こえる季節でございます(^^;)
そこで本日は、これ以上涼しい帯はきっとない!そう言い切れるほど、スケスケあみあみの「羅(ら)」の八寸帯をご紹介したいと思います。
泰生織物「羅」八寸帯
「羅(ら)」は、絽よりも、紗よりも、スケスケのあみあみ。撚りの強い太い絹糸を用いて3本以上のタテ糸を絡ませあいながらその間に横糸を入れて織り込んで行く織り方です。
こんなにスケスケなのに、しっかりと織り込まれていますので、形がしなったり、よれたり、切れそうになったりする心配がありません。しかも八寸の帯は帯芯を入れないかがり仕立てです。ですので、これ以上涼やかな帯はないと言っても過言ではないのです。
とても高度な技術を必要とする羅の帯は、希少な作品と言えるかと思います。
羅は、6月下旬~9月初旬の盛夏の季節に、絹や麻の透けるお着物~綿や麻の浴衣まで、真夏を涼やかに彩る帯です。付下げや訪問着には不向きですが、夏のお食事会や納涼会、楽しいお出かけにはいつでもサクッとお召し頂けます。
明るい紫×墨色×白の段ぼかしのような色彩は色々なお着物にコーディネートの幅が広がります。
浴衣や小千谷ちぢみなどの麻着物にだって気軽に合わせて頂ける帯ですが(浴衣・綿麻コーデは今月の催事でご案内できたらなと思います)、今日はこちらの夏小紋にあわせてみました。
格子絽夏小紋「畳縞」×羅八寸帯
清々しくてとても爽やかなコーディネートができました。
夏はクールなお色づかいが清涼感があって素敵ですが、透けるシャリ感の心地よい着物に、軽くてスケスケの帯はまさに真夏仕様!大人らしい上品なコーディネートが見る目にも涼やかな心地よさを感じさせてくれます。
こちらのコーディネートならば、パーティや式典以外ならば、たぶんどこへでもお出かけ頂けます。真夏だって、真夏だからこそ、楽しいお出かけを我慢したくないですね。涼やかさ第一でもお洒落も譲れない皆さまへのご提案でございます(*^^)v
今日は梅雨入り前の貴重は晴れ間だったそうでございます。30度を超える日があることに驚かなくなってまいりましたが、まもなく梅雨に入るとまた気温が下がりそうなのです。体調管理がとても悩ましくて困りますね。
冷たいものばかり食べたり飲んだりしてはいけませぬ!できればゆっくりと、移りゆく季節を楽しめるそんな日々でありますように。
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