2013年5月9日
本日は、お客様から届いた素敵な着姿をご紹介いたします。
新緑の季節、東京青山の根津美術館に仲良しのご主人様と散策に行かれたN様です。
ちょうど今、庭園には見事なカキツバタが咲き誇っています。
とても美しいお写真をお送りくださりありがとうございます♪
淡いラベンダー色の「フランス縞」文様江戸小紋。
合せてお召しの帯は、西陣の老舗帯屋捨松さんの「牡丹唐草」文様の袋帯です。
N様のお召しの「フランス縞」は、縞彫りという技法で彫られた人間国宝(故)児玉博氏の貴重な型紙で染められています。
常時当店でお染めしている「フランス縞」はそれを錐彫で再現した型紙です。
※錐彫のフランス縞はこちら→http://www.someichie.jp/hpgen/HPB/entries/101.html
縞と点々では少しニュアンスが違いますが、縞彫のフランス縞は縞彫ゆえに淡い淡い色でも柄の立つ素敵な江戸小紋です。
N様がご来店下さいました時にちょうど大野先生の展示会を開催中の日でございました。
展示中のこちらのお着物にひと目ぼれを下さいまして・・・「実は誕生日に主人がプレゼントしてくれるというので下見に来ました^^」とニッコリ♪
すると居合わせて下さいましたお客様方からは「え〜!!ステキ〜☆^^☆」と歓声があがりました。
そこで、お客様みんなでコーディネートも考えたりして^^
するとN様は今回あわせて頂いています、黒地にカラフルな牡丹唐草が織り出された捨松さんらしい〜古典でありながらもポップな袋帯とのコントラストの効いたコーディネートに釘づけ!
そして改めて後日ご主人様と一緒にいらしてくださいましたのですが・・・実はビックリ!!
な、なんとご主人様はめちゃくちゃ素敵なスイス人のご主人様で、背も高くてハンサムで身のこなしもスマートで、優しそうにニッコリと入ってこられて・・・玄関にお出迎えして思わず見とれた後、我にかえった私、「あっ・・・あの私・・日本語しか話せませんが・・・」と、しどろもどろ…^^
しかしお話してみると、流ちょうな日本語、しかも奥様の着姿やコーディネートを熱心に観察してくださり、優しく「いいんじゃない。そうしよう」って^^おっしゃるのですぅぅ〜〜!!(ぎゃ〜羨ましい〜^^)
そしたら奥様のN様はご主人様に、「一緒に来てくれてありがとう^^とっても嬉しい」と何度もお礼をおっしゃって、それはもう可愛らしくて仲睦まじくて、なんだか映画のワンシーンでも観ているようでございました!
というわけで、このほどお送りくださいましたご主人様撮影のお写真!カメラの腕前もプロ並みの素晴らしさで、し、しかも何と申しましても、カキツバタ満開の根津にお出かけになるとは・・・その素晴らしいセンスと優しさに言葉もございませんが^^新緑に紫が美しい景色に、ふんわり佇むN様のなんと美しいことでございましょう。 。。
いかがでしょうか?
素晴らしく素敵なお誕生日プレゼントのお話、そして美しいN様と清々しい季節の風情^^
しばしゆっくり眺めていたい。。。そんな気分でございます。
N様、ご主人様、この度は誠にありがとうございます。
こんな風にお着物を、江戸小紋を愛して下さることは、何よりもうれしく、心より御礼申し上げます。
それから、そうそう、そうでございますね。ご主人様がおっしゃるように「こういう着物にはコートを羽織った方がいいんじゃないの」でございます。秋口にはぜひまたご相談下さいませ^^v
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