2014年5月19日
今回ご紹介のお客様は、お着物通な素敵なお客様C様です。
お客様は、とってもお着物がお好きで、江戸小紋も素敵に着こなして頂いているのですが、今回は、離れがたいほどに魅力的な作品と出会われて、お着物ワードロープに仲間入りをさせて頂くことになりました、素敵な織りの着物です。
江戸小紋を中心にお客様お一人お一人にとっておきの素敵なお着物のお誂えをご提案しております当店ですが、先日は紬織物のご紹介会を開催させて頂きました。その際に、なんとも素敵な藍染めの紬織りものを発見!しかもこちらの作品は、染織作家「本郷孝文」氏の作品、藍染めの糸を「刺子織り」で仕上げた素晴らしい色と風合いが言葉にできぬ情緒的な美しさを放つ逸品です。
風合いといい、手触りといい、微妙な藍色の色合いといい、心の琴線に響きわたり、思わず唾を飲む本当に素敵な織物です。それになにしろ藍色はC様のベストカラーでもあり、これだけ丹精込めて織り込まれた作品を見るともう・・・離れてしまうことなどできませぬ(^^;
もう何度も着たんですよ!どんな帯をあわせてもコーディネートが収まりやすくて、何しろ着ていて本当に気持ちが良くて、ついついまたこの着物を着てしまう!めちゃくちゃ愛着のある一枚になりました!
この日の帯は西陣織りの軽めの名古屋帯ですが、粋な着こなしがとっても上手で、本日のコーディネートもまことに良くお似合いです。本当にステキ??
江戸小紋をお召しの際には白の半衿を選ばれるこが多いのですが、今回は趣味のお着物ということで、半衿もこだわって、同系色の友禅染「源氏香」の半衿(友禅作家田邊慶子作)
いつもドレッシーな江戸小紋を上手に着こなして頂いているのですが、お食事会、観劇、ショッピング、お着物でのお出かけの多いC様には、丈夫で着やすくて、着るほどに味わいの出る紬織物もお着物通の強い味方(^O^)/ ほら、シワにもならなくて、本当に着やすいの♪
今回のお着物とC様との出会いは、とても素敵な一瞬でございました。
その出会いが実を結び、こうして「C様のお着物」となって何度もお袖を通して頂けることは誠に嬉しくて、お店で反物を見ているのとはまるで違って、まことに感慨深いものでございます。もしかして、はじめからC様のために作られたお着物ではないか!?と思います。
お着物って、着れば着るほど、着こなしも身のこなしも自分らしくこなれていくものでございます。皆さまも、お気に入りのお着物は、タンスの中に寝かせたりせず、ぜひどんどんお召しになってお出かけくださいね。そして、これこそ「私の着物」に育ててあげてくださいませ。
お着物上級者のC様には、コーディネートはもちろん立ち居振る舞いまで、(実はここだけのお話)こっそり内緒で学ばせて頂いております店長です。C様、いつも本当にありがとうございます。
お問い合わせはこちら