2016年3月29日
今年もいよいよ桜色の季節となりました。
本日は、こんな季節にふさわしい素敵なお客様をお迎えいたしました。
「極)木賊」文様江戸小紋のしっとりとした着姿をご披露下さいましたR様です。
極)木賊は、伊勢型紙の故)人間国宝「六谷紀久男」氏の型紙を、京都で江戸小紋を染める大野信幸先生が染めたものです。大変希少で美しい型紙を葡萄鼠色のしっとりとした色で染め上げました。
お茶を始められたばかりのR様が、昨年末に今年の初釜にと誂えて下さいました。
大変に細やかで高度な技術を要する文様で、やわらかな着姿を実現できる正統派江戸小紋でございます。
R様は、今年に入ってからお着付けのレッスンもはじめられて、まだ3ヶ月足らずなのですが、この日は一人でお着付けにチャレンジしてお出かけ下さいました。3ヶ月足らずでもこんなに綺麗にお召しになられるのは、お茶のお稽古が楽しくて、ちゃんと着物も着られるようになりたくて!前向きなレッスンの賜物でございます(^_^)
この日あわせて頂いた帯は、織楽浅野謹製の名古屋帯。
まだまだ初心者なので、あまり目立たずにシンプルモダンで清々しい感じがする装いが好みです、そうおっしゃるR様、見る目にも穏やかで、大変に美しく心地の良いコーディネートでございます。
お茶のお稽古にも普段のお出かけにも重宝するオフホワイトの帯は、居心地のよい上質感が魅力ですね。
桜の開花便りが届いたこの日のコートは、季節にもぴったりの桜色です。昨年のコートフェアでお誂え下さいました、シケ染めのはんなりとした小紋地でつくりました。
淡い色の道行コートは、桜の咲く頃の肌寒さにも重宝で、明るい日差しの春にも重く感じずに見た目にもさわやかで素敵な装いですね。
R様のお着物ライフは始まったばかり!
冬から春へと季節が移り、これから単衣の季節へと変わってまいりますが、季節に応じた装いを考えたり、自分らしい心地よさを追求したり、時にはちょこっとお茶目なチャレンジしたり、そんな色んな妄想も体験も、お着物ならではの醍醐味を焦らずゆっくりと味わっていって頂きたいと思います(*^_^*)
この度は「おあつらえ写真集」にご協力下さり誠にありがとうございます。
もうすぐ単衣の季節でございます。R様の単衣の江戸小紋は「行儀」文様!お着付けも着々と上達されていらっしゃいますので、ぜひまた単衣の季節にもお会いできますのを楽しみにお待ちしております。
※こちらの「極)木賊」文様は、大野信幸氏の作品です。「お試し染め」などのお誂えを承ることはできませんが、染上がりの反物にてご紹介できる場合もあります。どうぞお問合わせください。
*お知らせ*
お店では、お客様おあつらえ写真集にご登場頂けますお客様をお待ちしております。
どうぞぜひ、おあつらえ下さいましたお着物で、遊びにいらして下さいませ!!
または、ご着用のお写真をお送り下さいましても嬉しいです。
(お顔NGの場合はそのようにさせて頂きますのでご安心を)
楽しみにお待ち申し上げております
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